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松戸で新春を寿(ことほ)ぐ~パワースポット

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千葉県松戸市

江戸川を挟んで江戸に接し、水戸街道の宿場町として発展してきた松戸は、江戸・東京からの影響を受けつつも独自に発展してきました。新年は松戸の歴史・文化を感じつつ、市内の名所・旧跡を巡り、土地の恵みを楽しんでみませんか。ここでは3つのテーマに分けてご案内します。

■パワースポット
市内の寺社では、正月だからこそ楽しめる歴史的行事もあります。地元に親しまれる古刹(こさつ)だけでなく、巨木や力石などもある特徴的な寺社も多いので、年の初めに松戸でパワースポットを探してみませんか。

(1)萬満寺~正月三が日には仁王様股(また)くぐりも
鎌倉時代に千葉頼胤(よりたね)によって創建されたとされる臨済宗の古刹。古くから疫病除けの仁王様として信仰されてきました。正月三が日には、運慶の作と伝えられる国指定重要文化財・仁王像が御開帳され、阿像の両足の間をくぐると無病息災になるといわれる「仁王様股くぐり」が行われます(1月1日~3日各9時~16時)。
住所:馬橋2547

問合せ:萬満寺
【電話】047-341-3009

(2)高龍(たかお)神社~五香六実の鎮守。境内には力石も
明治初期に開墾が始まった五香六実地区の土地が豊かになることを祈り、村人が水神であり農耕神として信仰される出雲大社の「龍蛇神(りゅうじゃじん)」を勧請し、併せて迎えた降雨天候を司る「高龍ノ命(たかおのみこと)」が社名の由来とされています。御朱印がもらえる社務所前には力石が2つ置かれています。
※「高龍」の「龍」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙4面をご覧ください。
住所:六高台1の15

問合せ:高靇神社
【電話】047-387-2039

(3)花蔵院(けぞういん)~2つの巨木が見どころの江戸時代初期創建の寺院
元和9(1623)年創建と伝わる真言宗の寺院。松戸市保護樹木にも指定されているクロマツは、樹齢300年以上、高さ16m、幹周り3m以上。また、高さ25m、幹回り3m以上のクスノキも見ものです。
住所:岩瀬134

問合せ:花蔵院
【電話】047-362-4282

(4)浅間神社~神域一帯が天然記念物
標高28mの山丘の山頂部にある、松戸の富士山信仰を代表する神社。境内には富士塚があり、信仰の山として保護されてきたため、周囲には極相林が形成され、千葉県の天然記念物に指定されています。
住所:小山664

(5)金山神社~境内全体が大きな富士塚
中世の根本城跡との伝承もある場所に建つ神社。斜面に沿って富士塚が続き、常磐線の線路沿いから1号目、2合目…と実際に富士塚を登れるのも魅力。「清水講」の足跡はたくさんの石碑から見て取れます。
住所:根本344の1

(6)雷電神社~雷電信仰の神社だが趣ある富士塚も
古来より雷除けだけでなく、雨と水をもたらす神として崇められてきた神社。雷と水戸黄門の伝説も残っています。小高い丘にある境内には階段もある小さな富士塚もあり、富士山信仰がしのばれます。
住所:竹ケ花141

■松戸と富士山信仰
江戸時代中期から、江戸を中心に富士山への信仰が人気を集め急速に広まりましたが、松戸には今も富士山信仰がうかがえる場所があります。浅間(せんげん)神社、金山(かなやま)神社、雷電神社の3社には富士山を模した「富士塚」が残っており、今でも毎年7月1日(富士山の山開きの日)には山開きの祭礼が行われています。さらに以前は「七浅間参り」として江戸川富士講(富士山を信仰するグループ)による浅間神社巡りが同日に行われていたそうで、上記3社も七浅間に名を連ねていました。また、江戸末期から松戸市根本で活動した富士講「清水講」も、かつては富士登拝を行っていました。その足跡は金山神社に残る記念碑に残されています。市内各所から眺めることができる富士山も、実は信仰として古くから松戸との歴史が深いのです。

■市内には他にも多くの文化財があります。詳細は市ホームページ「文化財マップ」をご覧ください。

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