金星を楽しもう

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宵の明星・金星が、近ごろ一段と存在感を増しています。金星は地球よりも内側を回っているため、太陽から離れて見えることが少ないのですが、6月4日(日)に見かけの位置が太陽から大きく離れるので、5月下旬から6月にかけて夕方の西空でひときわ高く見えます。明るさも-4.4等で見応え十分、沈む時刻も22：00前後なので、金星にしては珍しく遅い時刻まで見ることができます。
金星の明るさは、7月7日(金)の最大光度前後の2週間は、-4.7等に達します。また、5月23日(火)、6月22日(木)、7月20日(木)には、細い月が金星の近くにやってきて、美しい光景が見られることでしょう。
7月にかけて見どころいっぱいの金星は、晴れていれば肉眼で簡単に見つけることができます。素晴らしい輝きを、どうぞお楽しみください。

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