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自治体の皆さまへ

台風に備える

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福島県本宮市

9月は、夏の暑さをもたらす太平洋高気圧が弱まり、東北地方に台風が来やすくなる季節です。台風は、その発生から接近までテレビやラジオなどで取り上げられるため、「事前の備え」ができる災害です。台風情報を確認して、早め早めの防災行動をお願いします。

■「いつ」行動するか~気象情報の見方~
本紙左の図は、テレビや気象庁のホームページで発信される台風経路図です。進路の予報を見ることで自分が「いつ」行動するかの目安になります。
台風経路図では、
(1)今、台風がどこにいるかを「中心点」で
(2)これから台風がいつ、どこに行くかを「予報円」で示します。

■予報円の外であっても油断してはいけません。
台風の中心が予報円を通る確率は70%とされています。しかし、台風の周りには強い風が吹く強風域や暴風域、発達した積乱雲ができるため予報円の外であっても油断してはいけません。

■前線にはもっと早めの注意が必要です
台風の進路上に前線があった場合、台風が持つ暖かく湿った空気が流れ込み、台風が来る前から強い雨をもたらすことがあります。
令和元年東日本台風災害では、台風の北側にあった前線が上陸前に大量の雨をもたらしたうえに、台風本体による降雨が続き甚大な被害をもたらしました。
気象庁では、5日先までの警報級の情報を「早期注意情報」として発表しています。テレビやラジオ、市の防災行政無線からの情報をもとに事前の備えができるように普段から気をつけましょう。

■地域防災マネージャーの防災いろいろ
地域防災マネージャー 小斎(こさい)広志(ひろし)
~備蓄について~
災害に備えた家庭内の備蓄は準備されていますか?
例えば、避難せず家庭内で過ごす場合に水は一人当たり一日3が必要です。飲むだけではなく、食べ物、洗顔、歯磨きを含んだ水量です。4人家族が自宅で1週間過ごす場合、4人×3×7日時:84で2ペットボトルが42本必要となりますが、少なくとも3日分の備蓄はあった方が良いでしょう。雑用水も必要で、風呂水は常に張った状態がベストです。
食料品ですが、簡単に食べられるものも用意しておきましょう。温めずに食べられるレトルト、水だけで戻るご飯もあります。そしてカセットコンロとガスがあれば、ライフラインが止まっても温かい食べ物を食べることができます。忘れがちですが嗜好品もあった方が落ち着きを取り戻せることが多いようです。飴やチョコレートなどの甘いものは、備蓄品に入れておいて損はありません。最後に備蓄食料は消費期限が近いものから随時食べて、新しいものを補充しておきましょう。これをローリングストックと言います。

■台風に伴う本宮市タイムライン(防災行動計画)
台風はその発生から接近が予測でき、時系列に沿って備えることができる災害です。
下の表は、台風が接近し、本宮市で災害が起きた場合を想定した市の防災行動計画(タイムライン)です。タイムラインは災害が発生するまでを時系列で見ていくことによって、一人ひとりが「いつ」、「何をするか」を分かりやすく整理できます。

一人ひとりがマイ避難を作成して適切に行動することで一丸となって災害に立ち向かいましょう!

問い合わせ:市民部 防災対策課
【電話】24-5365

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