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スペシャル対談 ZERO FIGHTERS×オルカ鴨川FC(1)

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千葉県袖ケ浦市

■ホームタウン地域をもっと盛り上げたい
袖ケ浦市をホームタウンに活動し、地域との繋がりを大事にする2チーム。オルカ鴨川FCの北本ゼネラルマネージャーと、ZERO FIGHTERSの伊是名代表を迎え、お話を聞きました。

・オルカ鴨川FC ゼネラルマネージャー
北本 綾子(きたもとあやこ)さん
大学在学時に現在の浦和レッドダイヤモンド・レディースに入団し、サッカー女子日本代表としても活躍。
2014年にオルカ鴨川FCの監督兼選手としてチームのスタートに携わり、現在はゼネラルマネージャーとして、チームを運営しています。

◆お二人のチームでの出発点を教えてください。
北本:「女子サッカーで県南を盛り上げよう」とスタートしたのが、オルカ鴨川FCです。
私は元々サッカー選手で、2010年に現役を引退し、指導者として駆け出しの頃に、縁あってオルカから「監督をやらないか」と声をかけてもらったことがきっかけでした。ゼロからチームを作れるのは、なかなかないチャンスだと思い、また自分の次のチャレンジの場としても興味があったので、監督を引き受けました。
でもいざスタートしてみると、人がいなくて(笑)。「サッカー経験者いませんか?」ってまちで声をかけて人を集めるところから始め、練習初日は5人しかいませんでした。選手が足りず、私もとっくに引退していましたが、監督兼選手という立場で、県の2部リーグからスタートし、優勝などを重ね、今はJリーグでいうJ2の位置である「なでしこリーグ1部」に所属しています。
伊是名:「アメフト界を盛り上げたい」という想いをもってスタートしたのが、ZERO FIGHTERSです。元々社会人リーグ1部でプレーをしていて、その頃からずっとアメフトを知ってもらいたい、見てもらいたいという思いがありました。せっかく千葉にチームを作るなら、地域密着など、どのチームにもない、パイオニアのようなスタイルを持ったチームを作りたいと思い、ZERO FIGHTERSを立ち上げました。
日本にはアメフトのプロリーグがなく、働きながらアメフトとの両立を基本としています。最近になってようやく選手のプロ契約が認められましたが、まだまだ発展途中のスポーツです。
北本:うちの環境と少しだけ似ていますね。女子サッカーはプロ契約はできますが、オルカはトップリーグに所属している訳ではないので、選手やスタッフも働きながら活動しています。仕事しながらだと、大変なことも多いですよね。
伊是名:大変です。選手に聞くと、みんな時間が足りないって言っています(笑)。

◆今月はホームゲームが開催されますが、チームの注目ポイントや見どころを教えてください。
北本:オルカのエンブレムには「鯱(しゃち)」が描かれています。鯱のようにたくましく、力強く、ダイナミックに、賢くプレーしてゴールを奪って勝ちたいですね。
また、サッカーは、ゴールまでのプロセスがとても面白いんです。ゴールは、守備や攻撃でいくつかの成功が重なると生まれるのですが、成功ポイントを見つけてもらえると、サッカーをやったことがない方でも、楽しんでもらえるのかなと思います。
あとは、スタジアムの観客席はピッチよりも高いところにあるので、ピッチ全体を見てもらって、監督になった気分で観戦してもらえると嬉しいです(笑)。
伊是名:チーム名の由来は、「闘志・覚悟(ZERO)」を持つ「戦士(FIGHTERS)」という意味です。ヒーロー(得点者)だけでなく、アンサングヒーロー(敵を邪魔してボールを前に運ぶプレイヤー)も、全員が勝利のために、覚悟をもってグラウンドに立っています。まずは、その姿に注目してもらえると嬉しいです。
また、アメフトは、1プレーずつ作戦を立てる時間があります。その作戦タイムで次のプレーの勝敗がつくこともあるので、そういったアメフトならではの特徴にも注目してほしいですね。
あとは、アメフトの醍醐味といえば、ヘルメットがぶつかり合う音ですかね。ホーム観戦だと、より迫力を感じられると思います!

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