令和5年度施政方針(1)

1／50

第1回定例会の冒頭で、町長から令和5年度の施政方針に関する報告がありました。
町長となって初めて迎える新年度は、「長柄町は変わってきた」と町民の皆様が実感できるまちづくりを、着実に進めます。

(内容を一部抜粋して掲載しています。全文は広報本紙掲載のQRコードから)

■1「ひとが自然と共生する快適なまちづくり」
○道路事業
国の社会資本整備総合交付金等を活用し、橋梁長寿命化修繕事業や町道3033号線の道路改良事業等を継続して進めてまいります。本年は特に主要地方道市原茂原線針ケ谷地先局部改良事業など、継続中事業の早期完成に向けて関係機関との調整に尽力してまいります。

○公共交通の確保
今年度も路線バスの利用促進と路線の維持に努めてまいります。路線バス利用者支援として、学生及び65歳以上の方を対象とした定期・回数券の半額助成を継続してまいります。

○一宮川流域治水
河道改修や調節池等の河川整備を加速化させるとともに、水害に強いまちづくりのため、特定都市河川浸水被害対策法を活用することが一宮川流域治水協議会において合意され、本年1月に指定公示、10月1日に指定される見込みとなりました。加速する浸水対策重点地域緊急事業に対し、しっかりと千葉県と協働の体制をとってまいります。
「刑部バイパス」に近接して流れる普通河川「刑部川」の整備は、令和4年度から3カ年の計画で実施しており、5年度も継続してまいります。

○地籍調査事業
事業開始から12年目を迎え、現地での境界立会い業務は昨年度で町内全域を終了しました。立会い成果の確認や法務局への申請など、最終的な登記完了までは数年を要します。早期の完全完了に向けて一層推進してまいります。

■2「ひとが健康で支えあう安心なまちづくり」
○新規　子育て支援金事業
※子育て世代の経済的負担の軽減を目的とするもので、これまでの「子育てスタート支援金事業」を進化させ、出生時5万円、こども園入園時、小中学校入学時、中学校卒業時に各2万円を支給します。

○新規　介護職員初任者研修事業
この研修にかかる7～8万円程度の費用について、町民の方を対象に無料で受講できるようにします。町民の介護職分野への参入のきっかけを作るとともに、家族介護への不安を払拭すること、さらに地域における介護事業への就業と介護力不足を補うことを目的としています。

○健康ポイント事業
年々参加者が増加しており、今後も一層広く町民に浸透し、健康づくりへと連動するよう、周知・啓発に注力します。また、貯まったポイントにより町内の商店でご利用いただける制度としていることから、引き続き健康づくりと商業等活性化の施策の連動に取り組んでまいります。

○介護保険事業
住み慣れた地域で自立した生活が継続できるよう、介護予防出張教室をはじめとする各種サロン活動などの取り組みについて、社会福祉協議会との協働体制の下、今後も積極的に推進してまいります。

■3「ひとが生き生きと躍動する多彩なまちづくり」
○ICT教育の推進
町内の小・中学校の児童生徒一人一人に配備したタブレット端末と併せ、各教室に設置した大型電子黒板の活用が進んでいます。今後も、未来を見据えたICT教育の推進を図ってまいります。

○今後の町内小・中学校の見通し
「長柄町小学校のあり方検討委員会」において現在協議をしています。こども園・小学校の保護者、小学校5・6年生、中学校1・2年生、こども園・小中学校の職員、民生委員、青少年相談員、自治会長及び事務連絡班長などの皆様にアンケートをお願いし、集計をしているところです。今年度、結果の分析等、検討委員会の中で議論検討を進めてまいります。
また、学力向上策の一環として、英語検定、数学検定、漢字検定の受検料の補助を継続して行います。
学校施設の改修事業では今年度、国の補助金等を活用し、日吉小学校体育館の天井改修を行います。

○スポーツ・レクリエーションの推進
第60回の記念大会となる長柄町一周駅伝大会を実施します。3年前の大災害とその後のコロナ禍など、やむなく4年連続で中止となっている節目の記念大会です。開催できるよう期待しております。

○新公民館の建設事業
昨年10月にプレオープンし、現在外構工事等を実施中です。この6月の完成をめざし推進しています。

○新規　給食費の無償化
昨年12月から交付金事業として今年度4か月分を事業化し、この3学期いっぱいまで実施しましたが、新年度からは、保護者の経済的負担を軽減することを目的として、新たに町単独事業の子育て支援策の一つとして実施するものです。
こども園と小学校・中学校の園児・児童・生徒分の給食費を無償とし、初年度対象者数は合わせて420名を見込んでいます。