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令和5年度施政方針(2)

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千葉県長柄町

■4「ひとが清らかにうるおう美しく安全なまちづくり」
○防災行政無線の操作卓更新事業
防災行政無線は、非常緊急事態における通報や広報活動を円滑にし、行政の向上と住民福祉の増進に資することを目的として設置されています。
現在の防災行政無線操作卓はすでに耐用年数を迎え、補修用部品の枯渇などから、今後機能を維持することが厳しい状況となっているため、来年度において緊急・防災減災事業債を活用し、機器の更新を行うものです。

○町営住宅の維持事業
これまで屋根・外壁の塗装事業や浴室のユニットバス化を行ってまいりましたが、令和5年度から新たに日吉団地鴇谷住宅のトイレの洋式化に取り掛かります。新年度は設計業務を行い、令和6年度からの工事を予定しています。今後も町営住宅の居住環境の充実に努めてまいります。

○新規 奨学金返還支援事業
この事業は、若者の定住促進を目的とするものです。奨学金の貸与を受け、大学等を卒業後に長柄町に在住する方に限り、奨学金返還金額の一部を補助するもので、来年度以降に奨学金の返還を始める方を対象とします。
補助額は、奨学金返還額の2/3以内、年度内上限額12万円、期間は15年間を限度とし、新年度は10名分を見込んでいます。

○移住定住事業
既存の移住定住推進事業は、これまでと変わらず空き家・空き地バンクの運営やSNS・ホームページ等を活用した情報発信、移住者及び移住希望者の相談、都市部でのプロモーション活動等、移住定住に資するコーディネートを継続して行ってまいります。

■5「ひとがにぎわいを創る活発なまちづくり」
○新規 森林整備事業
森林組合が事業主体となり、国庫補助金を活用して町内の森林を整備するものです。令和元年の房総台風により長期の停電が発生しましたが、この長期化の原因のひとつが倒木による電線の切断でした。このような被害を未然に防止する事業として、千葉県では令和2年度から「災害に強い森づくり事業補助金」を実施しており、この補助事業の「市町村道等周辺森林整備」として、電線周辺の杉を伐採し、カエデなどの低木を植栽します。

○農業関連事業
畑地化による高収益作物等の取り組みについては、集団的な取り組みを前提として、安定生産に向けた排水改良や水田エリアとのゾーニングなどの基盤整備の必要性について、まずは農業者の理解を広く浸透させることを第一とし、その周知に努めてまいります。
新年度も農林業等振興事業補助金を継続し、経営基盤の強化を支援してまいります。
本町の農業の喫緊の課題である「経営規模拡大・低コスト化」については、国や県の事業を積極的に活用し推進してまいります。
また、鳥獣被害防止対策の強化に努め、併せて多面的機能支払交付金事業や中山間地域直接支払交付金事業についても、導入地区の拡大、推進に引き続き努めてまいります。

○新規 都市農村交流センターの町営プール小学生以下の料金無料
都市農村交流センターの流れるプールは夏場の象徴的な施設であり、祭りなどの大きなイベントの少ない本町で、賑わいと活気のある数少ない場所の一つといえます。第5次総合計画の子どもたちへのアンケートで2番目に多かった意見が「遊び場をつくる」であったことから、その思いにまずは一つでも応えたく、町内の小学生以下の料金を無料とします。

■6「ひとが主役となって輝く明朗なまちづくり」
「長柄町版大学連携型生涯活躍のまち構想」実現に向け、千葉大学との「包括的連携」の体制を今後も維持し、新たな施策の創設や地域課題の解決など、千葉大学の持つ知的資源や人的資源、またそれら知的・人的交流を本町に最大限活かし、町の活性化を図り、魅力を開花させてまいります。

■結びに
私の町政運営の理念は、「明るく元気な町ながら」の創生です。
昨年秋、規模を縮小してではありましたが、4年ぶりに農林商工まつりを開催することができました。久しぶりに役場前の広場に賑わいが生まれ、町民の皆様の笑顔にふれることができ、あらためて私が大切に思っている長柄町の一コマだと感じました。
新年度も、「子どもからお年寄りまで生涯健康で活動的に暮らせるまち」となるように、引き続き町民の皆様の幸せを願い、全力で町政運営に取り組んでまいります。

令和5年3月1日
長柄町長 月岡清孝

※子育て支援金事業については、予算審査の過程において給付内容の見直しを行い、出生時・小学校入学時に各5万円、中学校入学時に8万円を支給する事になりました。

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