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地域おこし協力隊“まさお”通信第11回

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千葉県長柄町

長柄町地域おこし協力隊 池田雅央

こんにちは!長柄町・地域おこし協力隊の"まさお"です。今回はお米の収穫作業の見学をさせて頂きました。3月下旬の種まきに始まり、4月中旬の田植えからあっという間に成長し、稲穂が垂れてきて、きつね色に輝いています。
さて、収穫の工程ですが、まずは刈り取り~乾燥です。刈り取りは、コンバインという機械で行います。コンバインは、刈り取りだけでなく、稲から籾(もみ)をそぎ落とす、脱穀機能もあります。籾がそぎ落とされた藁(わら)くずはコンバインの後部から排出され、籾はコンバイン内部に貯め込まれます。
コンバイン内部に適量の籾が貯まったら、トラックに移し替え、乾燥機まで運びます。空になったコンバインで再度刈り取りを行います。乾燥機は建物2階分ほどの高さがある大きなものでした。専用のホースを用いてトラックから乾燥機へ籾を移し替えます。この工程を繰り返し、すべての稲を刈り終えた後、乾燥機で籾を一日程度乾燥させます。
乾燥が終わりましたら、もみすり~袋詰めです。乾燥機からもみすり機へ移し替えられた籾は、もみすり機の内部でふるいにかけられることで籾殻が剥ぎ落されて玄米となります。次に選別機へ移動し、くず米(未成熟な米や作業中に砕けてしまった米など)を取り除きます。このようにして良質な玄米だけが選別され、そして、最後に袋詰めです。
いかがだったでしょうか。私は正直、思っていたより工程が多く、色々な機械も導入されており、驚きました。機械化により重労働は削減されていますが、それでも一人で行うことはできません。稲の生育状況、天候、人手、機械・設備の状態など、ここぞというタイミングを見計らって行わなければならず、農家さんの努力に改めて感謝したいと思いました。

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