令和6年第1回定例会の冒頭で、町長から令和6年度の施政方針に関する報告がありました。
町政施行69年目の本年も、町民の皆さまが「長柄町の変化」を実感できるまちづくりを、一意専心、全力で進めてまいります。
◇内容を一部抜粋して掲載しています。
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【HP】https://www.town.nagara.chiba.jp/soshiki/1/13079.html
■1「ひとが自然と共生する快適なまちづくり」
◇[新規]公園整備事業
子どもからお年寄りまで、多世代の町民交流の場となる「あたらしい拠点」として、旧昭栄中学校の跡地を活用して、町民の憩いの広場を整備するもので、令和6年度はその基本設計にとりかかります。
昨年秋に町民を対象としたワークショップを二度開催し、参加者からいただいた様々なご意見を参考に、今後具体化に向けて進めてまいります。
◇道路事業
国の社会資本整備総合交付金等を活用し、橋梁長寿命化修繕事業や町道3033号線の道路改良事業等を継続して進めてまいります。
特に令和6年度は、広域最終処分場関連事業で、町道1153号線の改良事業も本格的に始まります。令和9年度の事業完了に向け、広域事業と調整を図りつつ推進してまいります。
主要地方道市原茂原線針ケ谷地先局部改良事業など、継続中事業の早期完成に向けて関係機関との調整に尽力してまいります。
◇公共交通の確保
今年度も路線バスの利用促進と路線の維持に努めてまいります。高齢者の外出支援、路線バス利用者支援として、学生及び65歳以上の方を対象とした定期、または回数券の半額助成を継続してまいります。
現状、バス回数券とタクシー券の助成事業を併せて実施していますが、本町の地勢・特性に見合った、あらたな公共交通について、令和6年度中に事業制度をまとめ、令和7年度からのスタートに向けて準備を進めてまいります。
◇一宮川流域治水
河道改修や調節池等の河川整備を加速化させるとともに、水害に強いまちづくりのため、特定都市河川浸水被害対策法を活用することが一宮川流域治水協議会において、令和5年10月1日に指定されました。
加速する浸水対策重点地域緊急事業に対し、しっかりと千葉県と協働の体制をとってまいります。
◇地籍調査事業
事業開始から13年目を迎え、現地での境界立会い業務は一昨年で町内全域を終了し、立会い成果の確認や法務局への申請など、最終的な登記完了まではまだ数年を要します。早期の完全完了に向けて一層推進してまいります。
■2「ひとが健康で支えあう安心なまちづくり」
◇[新規]帯状疱疹の予防接種費用の一部助成
予防には「ワクチン接種」が有効な方法の一つであることが知られており、50歳以上の町民を対象に令和6年4月1日以降、国内で承認されている2種類のワクチンのどちらかを接種した場合を対象とし、費用の半額相当を1人1回に限り助成するものです。
接種を希望される方への接種費用の負担を一部軽減することにより、帯状疱疹発症と重症化を予防する対策として、町民の健康維持に役立つ事業としてまいります。
◇[新規]ピロリ菌抗体検査費用の一部助成
町の特定健診の集団及び個別受診の際に同時に実施する抗体検査費用が対象になります。1人1回に限り、40歳以上の方全員を対象とし、希望する方が500円で検査を受けられることとなります。さらに国民健康保険に加入している30歳から39歳の若年層にも範囲を広げ、若い世代の健診受診率の向上及び胃がんリスクの低減を図るなど本町の健康事業の一つとして推進してまいります。
■3「ひとが生き生きと躍動する多彩なまちづくり」
◇今後の町内小・中学校の見通し
進行する少子化や人口減少に伴う今後の町内小学校2校の見通しについて、「長柄町小学校のあり方検討委員会」において現在協議が進んでおり、次回からは具体的な方向性についての検討が始まります。
今後も保護者・地域・関係機関などの意向を踏まえて、検討委員会の中で有益な話し合いを進めてまいります。
◇学校施設の改修事業
長柄中学校において、昨年度整備済みの普通教室のLED化に引き続き、特別教室のLED化を行い、子どもたちの学習環境の整備充実と光熱費の経費削減に努めてまいります。
◇[新規]コミュニティ・スクール
この4月から「地域と共にある学校づくり」をめざし、町内小中学校すべてにおいて学校運営協議会を設置し、年間3回、会議を開催し、地域と学校で子どもたちを育ててまいります。
◇給食費の無償化
保護者の経済的負担を軽減することを目的として、令和6年度も引き続き子育て支援策の一つとして無償化を継続してまいります。
こども園と小学校・中学校の園児・児童・生徒分の給食費を無償とするものとし、対象者数は合わせて404名を見込むものです。
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