■夢を見続けられる村を目指し
長生村長 小髙陽一
明けましておめでとうございます。
村民の皆様には、素晴らしい新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、三年もの間猛威をふるった新型コロナウイルスもようやく沈静化し、インフルエンザと同じ5類になったことから、休止していた数々のイベントが復活しました。
令和5年は、長生村70周年という節目の年であり、記念式典はもとより、文化祭、ながいきフェスタ、敬老ながいき祭り、バンドフェスティバル、カラオケ発表会と、秋から暮れにかけて毎週のようにイベントが開催され「久しぶりで楽しかったよ」との声が聞かれました。
村を元気にするにはやはり賑わいが一番。今年も大きなイベントが続きますが、2月10日には70周年記念コンサートとして、歌手の大黒摩季さんに出演していただき、会場となる文化会館大ホールは満席になることが予想されます。
さて、1月からは来年度予算の編成で忙しくなります。
大きな事業の一つとして給食センターの建設に着手します。平成24年に長生中学校で食中毒が発生して以来、来年の9月にはようやく児童、生徒に安全・安心な給食を提供できるようになります。
依然として物価高騰が続くなか、その対策として、村民全員に少額の給付をとなえる方もいらっしゃいますが、私は低所得者層や商工農業者など、本当に困っている方々にまとまった額を給付したほうが助かるのかなと考えています。
村内小中学校の体育館、特別教室へのエアコン設置や給食費の無償化など強い要望もあります。一方、皆さんの生活基盤の安定をはかるため、道路や排水路の整備も必要です。
限られた予算の中で、最大の効果を発揮するにはかなりのバランス感覚が必要で、正月気分も吹き飛びます。
村のキャッチフレーズは「夢がある、生きがいを感じる、住んで良かった長生村」ですが、今年も夢を見続けられる村を目指すと共に、私の干支である龍のごとく、天に向かって昇ってゆく気概を持って村づくりを進めていきたいと思います。
結びに、村民の皆様の益々のご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。
■安心で優しい村へ着実に
長生村議会議長 小倉利一
明けましておめでとうございます。
村民の皆様におかれましては、希望に満ちた令和6年の新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
年頭にあたり、村議会を代表いたしまして謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
平素より、村政はもとより議会運営に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、世界では、ウクライナを巡る情勢やイスラエルとパレスチナの紛争で多くの人々の尊い命と暮らしが理不尽に奪われる事態となりました。どちらも一刻も早い終息を願ってやみません。
国内においては、新型コロナウイルス感染症が感染症法上の位置付けで5類感染症に移行となり、行動制限が緩和されました。また、マイナンバーカードと健康保険証の一体化が進むなど、私たちの生活を取り巻く環境も刻一刻と変化しつつあります。
そんな目まぐるしい社会情勢の中、長生村は70周年という節目の年を迎えることができました。70周年を記念して、ながいきフェスタも2日間に渡って開催され、多くの方々にご来場いただきました。村議会といたしましても、今後も将来を見据えて、親しみを持ってもらえる住みよい村づくりのために、一層精進してまいる所存です。
さて、本年は学校給食センターの建設事業が本格化してまいります。議会では、給食施設建設に関する調査研究特別委員会にて、安全安心で美味しい給食の提供のために、議論を重ねております。
また、近年は局地的な豪雨による被害も多発しております。住民の皆様の生命と財産を守るために、必要な対策を協議してまいります。
行政ニーズも多様化しており、取り組むべき課題も山積するなかで、私ども議会は、村民の皆様の代表として、行政のチェック機関としての機能を十分に果たし、執行機関と真摯な議論を重ね、未来に希望と夢を持てる村づくりのために、これからも全力を尽くしてまいります。
結びに、新しい年が村民の皆様にとりまして、平穏で実り多き年となりますことを心からご祈念申し上げまして、年頭のあいさつとさせていただきます。
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