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自治体の皆さまへ

大地震に備える5ヶ条(1)

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千葉県館山市

8/30~9/5は防災週間

政府の地震調査推進本部によると、関東大震災よりマグニチュードが大きいとされる南海トラフ地震は、今後30年以内に発生する確率が70~80%とされます。
台風と異なり、地震の発生を予測することは極めて難しいため、日頃の「備え」が重要になります。
関東大震災から100年を迎え、9月1日の「防災の日」を含む防災週間に合わせて、大地震に対する知識の備えを確認しましょう。

◆その1. 安全な空間で暮らす
平時から室内の安全対策と避難通路の確保をしておきましょう。
・棚やタンスが倒れると、ケガの恐れがあるだけでなく、逃げ道がふさがれる場合があります。
・家だけでなく、職場の家具固定も忘れずに行いましょう。

清野賢一 危機管理課長
自助:「自分の命を自分で守る行動」を常に意識して!
誰かの指示を待つのではなく、自分で考えて行動することが大切です。
近助:助け合えば生存率が上がる
阪神淡路大震災の時、倒壊した家屋等から自力で脱出できなかった人の77%が家族や近隣住民により助け出されました。

◆その2. 逃げるときは徒歩で!
大きな地震が発生した場合、避難方法の原則は「徒歩」です。
自動車で避難しようとした場合、道路の状況などにより、通行止めや渋滞になり、かえって避難が困難になるケースがあります。
いざという時の集合場所を家族で話し合って決めておきましょう。

▽「避難場所」と「避難所」の違い
避難場所…火災などから身を守るため、一時的に逃げ込む先。河川敷や大きい公園など、広いスペースが指定される。
津波避難場所…津波の危険性がある地域では、高台や津波避難ビルが指定される。
避難所…災害のため自宅で過ごすことが困難になった時、一定の期間、避難生活をする場所。学校や公民館などが割り当てられる。

▽避難場所・避難所に行くルートの注意点
次のような場合には、発災時に通れないことがあります。
・津波浸水区域を通る場合
・細道やブロック塀、橋や踏切を通る場合

ルートが決まったら、防災マップを見ながら実際に避難ルートを歩く「防災さんぽ」を実践してみましょう。

◆その3. 津波注意報でただちに避難!
地震が発生してから約3分で、国から津波の警報や注意報が発表されます。
気象庁によると、「津波は水深が浅くなるごとに高く・遅くなり、水深10mの辺りで自動車並みの時速36km程度になる」と言われています。つまり、津波が海岸にやってくるのが見えてから避難したのでは間に合いません。
予想される津波の高さは、通常5段階の数値で発表します。ただし、マグニチュード8を超える巨大地震の場合、「巨大」や「高い」という言葉を使って伝えます。

▽避難のポイント
・津波注意報以上が発表された時点で、付近の安全な避難場所へ速やかに“水平避難”を開始しましょう。
・津波到達予想時刻までの時間がない場合、津波一時避難ビルや高台、自宅の2階以上など少しでも高い場所へ“垂直避難”をしましょう。
・震源が陸地に近いと津波警報・注意報が津波の襲来に間に合わないことがあります。強い揺れや弱くても長い揺れを感じたときは、すぐに避難を開始しましょう。
・津波は沿岸の地形などの影響により、局所的に予想より高くなる場合があります。ここなら安心と思わず、より高いところを目指して避難しましょう。
・津波は長い時間繰り返し襲ってきます。注意報が解除されるまでは避難を続けましょう。

問合せ:危機管理課
【電話】22-3442

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