消費生活センター通信

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■引っ越しの際の破損・紛失トラブルに気を付けて
◇事例
引越業者に荷造りを任せて引っ越しをした際、陶器が欠けてしまった。業者は弁償すると言うが、提示された金額はずいぶん少なかった。事前に貴重な物とは伝えていないが、有名作家の作品で、今購入したらもっと高額である。納得できない。

◇ひとことアドバイス
・引っ越しの際に「荷物が破損した」「紛失した」といった相談が寄せられています。引っ越しの契約には、国が定めた標準引越運送約款か国土交通大臣の認可を得た事業者独自の約款が使用され、契約内容は原則、契約した際の約款の記載に従うことになります。契約の際は、約款をよく確認しましょう。
・貴重品や壊れやすいものなどはあらかじめ事業者に申告しましょう。
・破損や紛失があった場合、荷物の引き渡し後3カ月以内に申し出ないと事業者の責任が消滅します。引っ越し完了後は、すぐに荷物の状態を確認することが大切です。
・損害賠償が受けられる場合も、購入時の価格が補償されるわけではありません。
・困ったときは、消費生活センターなどに相談ください。
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