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旧江見小学校の跡地を活用し江見地域の新たな拠点づくり

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千葉県鴨川市

市では、旧江見小学校の校舎・プールと旧江見幼稚園の園舎を解体撤去し、出張所機能を併設した新たな公民館を建設します。屋内運動場は、避難所を兼ねた社会体育施設として昇降口のバリアフリー化など改修工事を実施。これにより、地域の公民館として、また市民の健康、スポーツ、地域づくり活動の拠点としての活用を図ります。財源の一部は、有利な地方債である合併特例債を活用。合併特例債の活用期限である令和7年3月までに、新たな公民館の完成を目指します。進ちょく状況や事業の詳細については、今後も広報かもがわなどでお知らせします。

■〔令和7年3月までに〕出張所を併設した公民館を建設します
市がこれまで行ってきた学校の統廃合、幼稚園・保育園の一元化などにより、遊休施設となった跡地の活用が課題となっています。
平成27年3月に閉校・閉園となった旧江見小学校・旧江見幼稚園についても、早期の活用を望む多くの声をいただいていました。これまで、文部科学省が開設しているホームページ「みんなの廃校プロジェクト」に施設情報を掲載し、活用アイデアの募集などを行ってきましたが、なかなか活用に結びついていない状況にありました。
このような中、今年2月に策定した「鴨川市公民館等再編方針」を踏まえ、旧江見小学校跡地を活用して新たな公民館施設などの整備を行うこととし、令和5年第2回市議会定例会において、関連予算が議決されました。
新たな公民館施設は、出張所機能などを併設する複合施設として整備します。
また、既設の屋内運動場は、避難所を兼ねた社会体育施設として利用するために必要な修繕、昇降口のバリアフリー化などの改修工事を行います。そのほか県道から直接アクセスできる進入路(市道)についても計画的に整備します。

■校舎は老朽化
遊休施設を活用するに当たり、既存の旧江見小学校校舎を改修して活用することも検討しましたが、十分な耐震性がない上、建築後50年以上が経過しているため老朽化が著しく、鉄筋の腐食など補強が困難な箇所が存在しています。また、アスベスト含有材の使用状況によっては、全面的な大規模改修が必要となります。
さらに「学校」から「公民館」に用途を変更するためには、建築基準法や千葉県建築基準法施行条例などの各種法令に適合させる必要が生じ、不燃性材料への変更などの改修も必要となります。 これらを総合的に検討した結果、校舎は解体し、その跡地に新たに公民館を建設することとしました。

○合併特例債を活用
これら一連の整備には多くの予算が必要となります。そのため、年次計画により進めていくこととなりますが、その財源の一部は有利な地方債である合併特例債を活用することとし、その活用期限である令和7年3月までに、まず、新たな公民館の完成を目指していきます。

○旧江見小学校跡地の概要
〔住所〕東江見308番地 外
〔敷地面積〕8,236.23平方メートル

・旧江見小学校校舎
昭和47年3月竣工、鉄筋コンクリート造3階建て、床面積1,838.20平方メートル
・屋内運動場
平成元年3月竣工、鉄骨造、延床面積925.29平方メートル
・旧江見幼稚園園舎
平成2年2月竣工、木造平屋建て、延床面積249平方メートル鉄骨造

■今後の方向性
▽旧江見小学校校舎・プールと旧江見幼稚園園舎
解体・撤去し、出張所を併設する新たな公民館を建設(木造平屋建て、延べ床面積700~800平方メートルを想定)
▽屋内運動場
破損箇所の修繕、昇降口のバリアフリー化などの改修工事を実施し、避難所を兼ねた社会体育施設として活用
▽その他
県道西江見停車場線からの進入路(約100m)を整備

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