■『セカンドチャンス』
篠田節子/著
講談社
親の介護をしているうちに、独身のまま51歳になっていた麻理。自分の人生はこのまま終わっていくのかと、寂しい思いを抱いていました。そんななか、生活習慣病の診察を受けると、医師から「痩せないと命に係わる」と言われ、麻理は水泳教室に通い始めます。そして、なんと水泳大会に出場するまでに上達していくのです。いつからでも、誰にでもチャンスはある。何歳になってもチャレンジ精神を持ち、少しでも成長していきたいと思わせてくれる小説です。
■今月のベストテン
1.80歳の壁/和田秀樹/幻冬舎
2.成熟スイッチ/林真理子/講談社
3.#真相をお話します/結城真一郎/新潮社
4.しろがねの葉/千早茜/新潮社
5.荒地の家族/佐藤厚志/新潮社
6.汝、星のごとく/凪良ゆう/講談社
7.地図と拳/小川哲/集英社
8.方舟/夕木春央/講談社
9.天路の旅人/沢木耕太郎/新潮社
10.変な絵/雨穴/双葉社
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