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令和5年度学校教育指導方針

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和歌山県上富田町

I.学校教育指導の重点目標 
教育基本法の精神にのっとり、教育課程の基準と、生涯学習に基づく上富田町の教育目標を踏まえて、一人ひとりが意欲的に学び、思考力・判断力・表現力を身につけ、変化の激しい社会で「生きる力」を育み、人間性豊かな児童生徒の育成をめざし、次の重点目標を設定する。

◆重点目標
(1)一人ひとりを生かす教育活動を展開する中で、基礎的・基本的な学習及び技能を確実に習得させ、児童生徒の個性の伸長及び自己実現と存在感を育てる。
(2)学び、考え、判断し、自ら主体的に問題を解決する力を育てる。
・指導視点の明確化 教える内容の精選、学習者の体験的な学び、能動的な学び等。
(3)生命・人権を尊重する心や他を思いやる心・感動する心を育てるとともに、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養う。
(4)豊かな人間性や社会性を培い、国際社会に生きる日本人としての自覚を育て、世界の平和と発展に寄与する態度を養う。
(5)個人の価値と能力を尊重するとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養う。
(6)日常生活において適切な体育・健康に関する活動の実践を促し、生涯を通じて健康・安全で活力ある生活を送るための基礎を培う。

◆めざす子ども像
・すすんで考える子 
・心豊かに活動する子 
・体をきたえる元気な子 
・ふるさとを誇りに思う子 
・視野を広くもつ子

◆めざす教職員像
(1)授業力の向上をめざす教職員
(2)児童生徒と共に歩む教職員
(3)きめ細やかで対応の温かい教職員
(4)人権意識・感性豊かな教職員
(5)開かれた学校をめざす教職員

II.学校教育充実にあたっての努力目標
【1】学校経営の確立  
学校長は、明確なビジョンをもち学校経営方針をスクールプランに示し、教職員と共有し学校運営協議会の承認を得て、児童生徒に授ける資質・能力の育成に努める。
(1)調和と統一のある学校経営「スクールプランによる学校経営」
(2)創意、特色のある学校運営「生涯学習の基礎となる「生きる力」の育成」
(3)研修の充実 「現職教育の充実・深化」
(4)家庭と地域社会等との連携「家庭・地域の教育力との協働」
(5)コミュニティ・スクール(学校運営協議会)の設置と運用

【2】教育内容の充実(指導内容の精査と時間管理で深い学習・授業に)  
和歌山県「学校教育指導の方針と重点」を参酌し、特に、授業づくり3原則「本時の目標提示、課題追究の明確化(書く活動の設定)、まとめ(振り返り設定)」を周知し「わかる・学習のおもしろさが実感できる授業づくり」をめざす。
(1)教科等指導の充実「自ら学ぶ意欲と考える力を育てる」
(2)道徳教育の充実「自らを律し、他を思いやる心を育てる」
(3)保健体育・安全指導「健やかでたくましい心と体を育てる」

【3】教育機能の推進
(1)人権教育の推進「すべての子に健全な発達と人権感覚を養う」
(2)生徒指導の充実強化「教職員はよく聞き、公平で温かさと厳しさを基に」
(3)特別支援教育・障害のある児童生徒の教育の充実「ユニバーサルデザインの視点」
(4)進路指導の推進(キャリア教育)「望ましい職業観・勤労観の育成」
(5)情報活用能力の育成「GIGAスクール構想の充実と進展」

【4】当面する課題への対応
(1)学習指導要領に示された内容の達成・充実に努める。
・学習指導要領の研修と実践化に努める。
・持続可能な開発目標(SDGs)へ向けて取組を進める。
(2)小学校における外国語教育の内容充実に努める。
・英語活動を小学校3・4年に35時間、英語科を5・6年に70時間行う。
・大学生との交流により外国語に親しむとともに視野を広げる機会を設定する。
(3)英語指導助手(ALT)の複数配置により、小・中学校での英語教育の充実に努めるとともに、国際理解教育を進める。
(4)県教育委員会と連携を図りながら、教育相談体制( スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー・不登校支援員・訪問支援員等) や指導体制を整え、不登校児童生徒の社会的自立に向けた取組を進める。また、校内対策委員会や教育支援センター(適応指導教室)の充実を図ると共に、関係機関等と連携しながら適切な対応を進める。
(5)授業時数の確保に留意し、年間教育計画や校時、学校行事等の見直しに努める。
(6)自他の生命を大切にした交通安全指導の推進に努める。
(7)学校規模に応じた小学校教科担任制の実施に向けて取組を推進する。
(8)国際理解教育推進のため、中学生・教員の海外研修及び外国人受け入れによる国際交流に努める。(上富田町国際交流協会との連携)
(9)地域等との交流「開かれた学校づくり」の充実。(社会に開かれた教育課程)
・共育コミュニティの推進・充実。(地域人材の活用、共育ミニ集会の充実等)
・地域学習、地域教材の活用。( ふるさと学習)
・教職員・児童生徒の地域活動への参加、体験交流学習、奉仕活動、福祉活動。
・ボランティア活動への積極的な参加。
・「学校支援ボランティア」による学校教育の活性。
(10)主権者教育や消費者教育について発達段階に応じた取組を進める。
(11)「児童表彰に関する条例」の的確な推進に努める。
(12)「サポートチーム等地域支援システムづくり」推進事業の取組を進める。
(13)教職員の危機管理能力の向上に努めるとともに、定期的に防災教育や防災訓練等を実施する。(第三日曜日「家庭の日」を防災の日とする)
(14)児童生徒の学校外における安全確保のために知恵を出し合い、保護者・地域と連携した取組を進める。
(15)家庭学習の定着、習慣化に向けた取組を保護者と連携して進める。
(16)学校間連携の推進を図り、9年間を見通した系統性を共有し連携に努める。
(17)「子ども読書活動推進計画」にのっとり、充実した読書活動に取り組む。

◆令和5年度 研究等指定学校
▽町指定研究学校 
上富田中学校(令和4~5年度) 
朝来小学校(令和5~6年度)
▽上富田町地域学校保健委員会当番校 
岩田小学校
▽上富田町社会福祉協議会 
ボランティア協力校 
全6校

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