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自治体の皆さまへ

熱中症を予防しよう!(1)

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和歌山県紀の川市

危険な暑さを事前に知らせる「熱中症警戒アラート」の運用が4月26日から始まり、いよいよ夏本番も近づいてきました。
6月といえば梅雨入り。梅雨の時期は、蒸し暑く、発汗量が増えるため、気をつけないといけないのが熱中症です。重症化すると非常に危険性の高い熱中症ですが、しっかりと予防すれば、防ぐことができます。
今回の特集では、熱中症を予防するためのポイントを各専門家に聞きました。

昨年5月から9月の那賀消防組合管内での熱中症患者の搬送件数は、100件。そのうち、5月は2件ですが、6月には17件と件数が大幅に増えています。
7月や8月などの真夏は、汗をたくさんかくので、熱中症に注意をする人も多くいると思いますが、6月の梅雨の時期でも気がつかないうちに熱中症を引き起こしてしまうことがあります。
「まだ暑くないから大丈夫」と油断せず、熱中症予防を行いましょう。

▽令和4年(5~9月)那賀消防組合管内の熱中症患者搬送件数
※詳細は、本紙またはPDF版2ページをご覧ください。

■正しく理解しよう!熱中症のこと
熱中症は、温度や湿度が高い環境で長時間いることにより、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能などがうまく働かなくなることで、めまいや吐き気、倦(けん)怠感などを引き起こす症状のことです。重症化すると命にも関わる危険な病気です。
6月は蒸し暑さが原因で発汗量が増え、水分量が追いつかず、熱中症患者が増え始める時期です。熱中症予防には、とにかく水分を摂ることが大切です。汗をかく環境にいる人は、塩分も同時に摂るとより有効的です。また、普段から十分な睡眠や食事に気をつけ、適度な運動で体を鍛えておくことも熱中症予防に大切なことです。
特に高齢者は熱中症になりやすいと言われます。水分を多く含む筋肉の量が低下し、水分をため込むタンクが青年期や壮年期に比べて少なくなっているからです。さらに、喉が渇いたという感覚が鈍くなってきていることや水分をくみ上げる腎臓の働きが弱くなってきていることも要因になり、より注意が必要です。
熱中症になる人の多くは「早く仕事を済ませたい」「時間がないから水分を摂らない」など、無理をすることがきっかけとなっている場合が多くあります。自分で「移動できる」「水分を摂れる」など、自分で対策ができるうちに休憩するように心がけてください。

▽令和4年(5~9月)那賀消防組合管内の熱中症患者年齢別搬送件数

▽熱中症の主な症状

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