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安心できる子育てをこのまちで(1)

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和歌山県紀の川市

子育てのカタチは人それぞれ。必要な支援も人によって異なります。しんどい時もつらい時もきっとあるでしょう。「ずっと続かんよ。しんどいんも今になったら思い出やで」あるお母さんは言います。頼りたいときに頼れる支援が紀の川市にはきっとあります。

子育ては、多くの喜びや幸せを感じられる一方で、不安や悩みを抱えている人が多いのが現実です。
相談できる人がいなかったり、周りと比べてしまい、取り残されているような気持ちになっていませんか。不安や悩みは人それぞれありますが、子育てに不安や悩みはつきものです。
昨年、市内在中の18~75歳の人を対象に行った市民意識調査では、子育てに不安を感じていると回答した人が約50%。2人に1人が不安を感じているという結果が出ています。また、今後の施策の重要度を問う質問では、39施策のうち「子育て環境・体制の整備、支援」の施策を重要と回答した人の割合が最も高く、子育てへの関心の高さが分かります。
全国的にも少子化が進行しており、昨年の出生数は約80万人で、過去最少の出生数となっています。紀の川市も同様に出生数が年々減少。令和3年の出生数は309人で、10年前と比べると約35%減少しています。
しかし、市の出生数が減少する一方で、0~14歳の子どもがいる30~40歳代の子育て世帯の転入者数は、増加傾向にあります。令和4年は、転出者を転入者が143人上回っており、紀の川市誕生以来初めての、転入超過となりました。

子育て世帯に注目されている紀の川市。今月からは、全国でも数団体しか実施していない24歳までの入院費の無償化(条件あり)が始まります。また、学校給食費の無償化などの経済的支援や困った時に相談できる窓口、子どもを預けられるサポートセンターなど、安心して子育てができる支援がたくさんあります。
今回の特集では、子育ての現場で働く人たちの声や子育て真っ最中のパパやママの声、市が行う子育ての支援制度などを紹介します

■Interview♪ 子育ての現場で働く人たち
▽いつでも気軽に利用できる場所
那賀子育て支援センター 支援員 松浦浩子さん・北浦世志子さん・貝川由美子さん

子育て支援センターでは、子育てに関する相談や見守りを行っています。また「赤ちゃん教室」や「子育て教室」の事業では、手洗いの教室や事故防止講座など、子育てに役立つ知識を身に付けることができます。
利用者さんはリピーターが多いですが、コロナ禍に伴う規制が解除された後は、新規の人も増えてきています。
支援センターを初めて利用する人たちは「もっと早く利用すればよかった」と口をそろえて言ってくれます。同じ年代の子どもを育てる親同士の交流は、身近な話題が共有でき、子育てに役立つことも多くあります。また、親子で参加することで、子どもの成長を身近で感じることができます。新しい場所に行くことは緊張すると思いますが、気軽に参加してください!

▽一人一人の成長に合わせた保育を
西貴志保育所 所長 北山佳世子さん

保育で行う集団生活には、友達や保育士と過ごす楽しさや、子どもが成長していく上で大切で必要なことがたくさんあります。また、子どもだけでなく保護者の人たちの相談や悩みにも対応できるよう、職員同士の会議なども頻繁に行い、寄り添える体制づくりを行っています。
インターネットが普及したことにより、いろいろ調べてしまう保護者が多く、昔と比べ、子育てに対する不安度が増しているように感じます。子どもの成長は一人一人異なります。紀の川市立の保育所では、「一人一人の成長に合わせた保育」を心がけ、小学校にスムーズにつなげられるように関係機関との連携を密に行っています」

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