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【特集】おうちで確認したいネットリテラシー ~夏休みを楽しく、安全に過ごすために~ (1)

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和歌山県那智勝浦町

「ネットリテラシー」=「インターネットを適切に使いこなす能力」

スマートフォンの普及により一層私たちの身近なものになったインターネット(ネット)。大変便利で、今や私たちの生活に欠かせないものとも言えるようになりました。反面、ネットに関するトラブルも増加し、また、複雑になっています。
世間が夏本番を迎え、「ネットを利用する機会が増える」これからの時期に、特に気を付けたいことを確認しておきませんか。

■夏はネットを利用する機会が増える
・旅行のための情報収集や旅行商品・ホテルの予約
・キャンプなどのレジャーを楽しむための商品購入
・花火大会などのイベント情報の収集や予約
・長期休暇による時間的余裕の増加
・暑さを避けるため、おうち時間が増加
など

■ネットはすごく危険なもの?
最近は、毎日のようにネットに関連した事件が報道されています。情報漏えい、詐欺、闇バイト、炎上…人の命にかかわる事件もあり、ネットはすごく危険なものと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、世の中にはネットに限らず、便利で危険なものがたくさんあります。例えば、一家に一本はある包丁も、使い方を誤ると、人の命にかかわります。大変便利な車は、人の命に関する影響力が大きいので、免許制になっています。
包丁も車もネットも、正しい知識と使い方次第です。今、ネットで多くの問題起きているのは「急速に普及したこと」や「情報技術の更新速度が早い」ことなどが原因で、ネットを適切に使いこなすことができる人が少ないためと考えられます。
便利なネットを安全に使い続けるために、私たち一人ひとりの「ネットリテラシー」が大切です。

■《チェック》「偽サイト」にご注意!
「偽サイト」とは、実在する企業の※ウェブサイトそっくりに作られたニセモノのウェブサイトのことです。近年、この偽サイトによる被害が急増しているため、注意が必要です。
偽サイトは、主にお金や個人情報をだまし取ることを目的としています。例えば、有名ブランドの商品を「大幅値引き」しているように見せかけ、購入手続きをさせます。そうして、商品代金のほか、住所や氏名、支払い情報などをだまし取ります。
だまし取られた情報は、引き続き悪用される恐れがあります。
※ウェブサイト(サイト)=ホームページ

◇「偽サイト」について


偽サイトの商品例(びっくりするほどの値引き)

特徴:
・主に、ウェブ広告やメール、SNSから案内される
・サイトのURLの表記がおかしい(本物と少し違う)
・商品の価格が「大幅に値引き」されている
・日本語の表記、文章表現に不自然な部分がある
・販売業者の情報が適切に記載されていない
・支払い方法の種類が限定されている
・サイトの動作に不審な点がある など

被害:
・代金を支払ったのに商品が届かない
・商品は届いたがニセモノだった
・支払いに使用したクレジットカードの不正利用
・注文に使用した個人情報の不正利用 など

対策:
・お得すぎる情報にすぐ飛びつかない
・少しでも怪しいと感じたら取引しない
・ウェブ広告やメール、SNSから直接通販サイトに訪問しない(検索やお気に入りを使う)
・メーカーの公式サイトに偽サイトに関する注意喚起が出ていないか確認する など

■《ポイント》「お得すぎる情報」は危険
お得すぎる情報は危険です(現実も同様です)。すぐに飛びつかないことが一番の対策です。
また、偽サイトの特徴を知って、少しでも怪しいと感じたら取引しない、不安に思ったらすぐにしかるべきところに相談することが大切です。

■不安に思った場合や、トラブルが生じた場合はすぐに最寄りの消費生活センターなどへ相談を!
◇消費者ホットライン 「188」番(いやや!)
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

◇国民生活センターホームページ「その通販サイト本物ですか!?」
偽サイトについて、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

◇総務省ホームページ「上手にネットと付き合おう!」
年代別の「インターネットトラブル事例集」や分かりやすい動画などが掲載されています。

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