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≪特集≫地域がつながる 学校でつながる 家庭・地域・学校の協働活動(3)

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埼玉県ふじみ野市

■みんなでつくる学校と地域[report]
『つながりが大きな力に』
各学校では、家庭・地域と学校の協働や地域コーディネーターの活躍により、地域の力を生かした授業支援や活動が行われています。
今回は5つの学校の取組をご紹介します。

▽さぎの森小学校 伝統を伝える
「地域の歴史教え隊」(学校応援団)の指導で、小学2・3年生が小正月に飾る「まゆ玉」を作り、保護者や地域の大人が蒸して梅の木に飾りました。また、駒林八幡神社が子どもたちの思い出の場所になってほしいとの提案で、子どもたちから歌詞を募集し、駒林八幡神社の歌をつくりました。きっかけは学校に配布した交通安全を願うひまわりの種でした。今年も神社には子どもたちが種から育てたひまわり120鉢が花を咲かせました。

▽福岡小学校 花壇から心にも花を
学校応援団の花壇ボランティアでは、植え替えや花摘み、種から苗づくりなどを行なっています。「小さな区画で作業をするのは、達成感を得るため。活動を長く続けるためのコツです」と代表の田中さん。地域の方が「安く手に入ったから」と苗を分けてくれることもあるそうです。校務員さんの協力も得て廃材を使って花壇づくりをし、昨年はハロウィンをテーマにした花壇で、ふじみ野市花いっぱいコンクール最優秀賞を受賞しています(2年連続)。

▽西原小学校 あいさつも楽しみ
スクールガードリーダーの大島次雄さんは現在82歳。約30年間、交通量の多いこの交差点に立って、朝と夕方に登下校する子どもたちの安全を見守っています。大島さんが来られない時は近所の人が代わりに見守りをしてくれます。「地域の方の協力があって続けてこられました。子どもたちがあいさつしてくれるのが張り合いです。」と大島さん。子どもとのちょっとした会話も楽しみにされているようです。

▽大井中学校 地域交流デー
昨年度から、10月末の土曜日を「地域交流デー」とし、地域と学校の交流を行っています。昨年は大井中学校主導のごみゼロ運動中心の活動でしたが、今年は自治組織主催の行事に生徒、保護者、学校職員などが参加する予定です。
地域全体で生徒を育むためには、地域の力を学校がお借りするだけでなく、生徒が地域に貢献しやすい環境をつくることが大切と考えています。毎月10日の「あいさつの日」と合わせ、地域と生徒、保護者がつながり「地元、ふるさとっていいな」という思いが芽生え、その思いを共有できる地域づくりにこれからも取り組んでいきます。

▽西小学校 廊下・トイレの仕上げ掃除
学校公開日の午後、保護者・地域・学校職員が協力して校舎の廊下とトイレの清掃を行いました。校長・学校運営協議会長・PTA会長の呼びかけで、保護者・地域の方が50人以上参加し、教職員も合わせて約100人での清掃作業です。子どもの手では落としきれない汚れもきれいになりました。3学期を「感謝の学期」とし、一斉清掃できれいになった廊下を再確認し、多くの人に支えられて学校生活を送っていることを子どもたちは学んでいます。

■ありがとうございます
市では、さまざまな地域・家庭・学校の連携事業(地域学校協働活動)が行われていますが、この活動は今に始まったことではありません。登下校の子どもの見守りや花壇整備、読み聞かせ、学習支援ボランティアなどに多くの地域の方が参加されてきました。紙面の都合上、全ての活動は取上げられませんが、地域で、学校で、ボランティアとして活動していただいている皆さんに心より感謝申し上げます。
-教育委員会教育長 朝倉 孝

みなさんの小さなサポートも大きな力になります。一緒に参加しませんか。他の学校の地域・ボランティア・団体など活動の様子は、市ホームページをご覧ください。

問合せ:社会教育課
(【電話】049・220・2087)

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