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よみがえれ、みよしの夏。(1)

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埼玉県三芳町

新型コロナウイルスにより中止が続いていたみよしまつり―。
4年ぶりの復活に向け、三芳の伝統と絆をつなぐ物語が始まっています。

■「住みよし、人よし、土地もよし」未来へ続く踊りの輪。
「次の世代に残すために何ができるか」

三芳町の夏の風物詩といえば、みよしまつり。
新型コロナウイルス感染症の影響で中止が続いていましたが、今年ついに、4年ぶりの復活を遂げます。
人と人との接触が制限されたコロナ禍を挟んで開催するまつり。かつての熱気を取り戻すためには、たくさんの人の力が必要です。
みよしまつりの開催まであと一か月。町内では「みよしまつりを再び夏の風物詩としてよみがえらせたい」という熱い想いを原動力にした活動が始まっています。
今回の特集は「よみがえれ、みよしの夏。」夏の風物詩、みよしまつり復活のために動き出した人たちの想いに迫ります。

◆みよしまつりに向けて
夏の日差しが照りつく7月15日(土)。藤久保公民館から軽快な祭りのリズムが響いていました。ホールで行なわれていたのは三芳音頭の練習会です。みよしまつりで毎年欠かさず踊られてきた三芳音頭も約4年ぶり。70人以上が参加し、音楽に乗せて振付けを確認します。嬉しそうに踊る皆さんからは「あの夏の風物詩をもう一度…」そんな声が聞こえてきました。
「近年、踊り手の数が少なくなっているけれど、たくさんの人に練習に来てもらえて嬉しいね」。そう話すのは民謡連盟の木幡会長。練習会では輪の中心に入り、踊りにも力が入ります。
「来場者の皆さんにもぜひ踊ってほしいですね。最近は振付けが動画配信されているので」。そう続ける木幡会長の視線の先には6月に完成したばかりの三芳音頭のDVDがありました。

◆受け継がれる伝統
昭和45年に町制施行を記念して作られ、みよしまつりで定番の踊りとして受け継がれてきた三芳音頭。歴史ある踊りを映像にしたのが「三芳音頭~歴史から紐解く踊り方の手ほどき~」のDVDです。中心となって制作したのは竹間沢にある社会福祉法人美咲会みずほ苑。毎年、施設の祭りで三芳音頭を踊ってきました。
「年々振付けを覚えている人が減っていると感じ、何とか記録に残したいと思ったのが制作のきっかけです」。そう語るのは美咲会でブランディングを担当する有賀さん。
「住みよし、人よし、土地もよし」―。映像の制作にあたり、多くの人を訪ねた有賀さんの印象に強く残ったのは、三芳音頭の一節でした。「みなさんの人柄や緑が多く残る景観に惹かれて、改めて三芳町が大好きになりました」。と有賀さんは溢れんばかりの笑顔で語ります。「映像に残すことで伝統をつないでいくお手伝いになれば嬉しいですね」。
多くの人に愛されてきた三芳音頭。みなさんも今年の夏は、みよしまつりの踊りの輪に加わって、三芳音頭を一緒に踊ってみませんか。

○Miyoshi Ondo 三芳音頭
美咲会が制作した三芳音頭の全てを1本にまとめたDVD。三芳音頭をはじめとした踊りの振付けから歴史の説明までを収録しています。

・デザインのこだわり
町の形の上に3つの”よし”を意味する「3つ星」を表現。また、右下には三芳音頭の歌詞をモチーフにアイコンを配置しています。
⇒DVDを20名様にプレゼント!詳細は本紙27ページへ

◆民謡連盟参加者募集中
三芳音頭などの民謡に興味のある人は下記へお問い合わせください。

問合せ:三芳町民謡連盟
【電話】259-2099(担当…木幡)

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