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みんなのひろば

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埼玉県加須市

■01 加須のITSUZAI
○収量1tを目指して
山中哲大さん
昭和48年生まれ、幸手市出身。
株式会社山中農産代表取締役。
31歳のとき、縁のあった加須市に移住し、35歳で一般企業から転職して就農。43歳の頃、人口減少や米価の下落などを見越して、価格が安定しやすい飼料用米の生産を始める。農林水産省および一般財団法人日本飼料用米振興協会主催の令和4年度「飼料用米多収日本一」における「単位収量の部」で、農産局長賞を受賞。(品種「みなちから」反収10アール当たり881kg)

就農のきっかけは、妻の実家の手伝いでした。初めは自分たちで食べる分だけを作る小さな農家でしたが、地域の離農者から土地を譲り受けるうちに規模が大きくなっていき、たくさんの方の応援もあり、起業を決意しました。
飼料用米生産の課題は、低コストで収量を増やすこと。品種の選択や肥料の使い方にこだわっています。肥料を増やせば作物はよく育ち収量が増えますが、大きく育ち過ぎると、コンバインへの負荷が大きくなるなど、デメリットがあります。試行錯誤しながら適正な施肥量にたどり着くのに3年かかりました。
今回の受賞は、目標収量の10アール当たり900kgには届かなかったので残念ではありますが、周囲の反応が思った以上に大きく、お褒めの言葉をいただき嬉しく思いましたし、今後の励みになります。受賞理由の一つに「畜産業との連携」がありました。地域内の畜産農家で発生した排泄物を堆肥化して農地で活用し、その農地で生産した飼料を畜産農家へ供給する。そんな耕畜連携による循環型農業を展開させて、地域の活性化にも繋げていきたいと考えています。
今後は、経営の安定化を図るために、規模拡大を視野に入れ、収益性に優れる作物の生産やコスト削減による生産性の向上を目指します。また、行政が示す転作を行い補助金交付制度を活用するなど、できることに一つひとつ取り組み、将来にわたって農作物を安全かつ安定して供給できるよう、持続的な農業経営を目指していきたいですね。
飼料用米について、より多くの方に知っていただき、市内で飼料用米を作ってみようと考える人が増えてくれたら嬉しいです。

■02 あったかぞく
○かぞくの音
林実さんご家族
紹介者:翔(かける)さん(小学2年生)
※詳しくは、広報紙をご覧ください。

■03 なかまとともに
○楽しむことを大切に
駒の会(将棋)
代表:松田和夫さん

駒の会は、2012(平成24)年9月に発足し、現在は総勢16人で楽しく活動しています。
活動する中で大切にしているのは、笑顔で仲良く、楽しんでやること。お互いに声を掛け合って対戦するので、親睦を深める場になっています。知り合いができるというのも、活動していて良かったと思える理由の一つです。
今後は、他の地域の人とも交流を深めていきたいですし、もっと実力を上げて、いつか他の団体の人とも対戦してみたいと思っています。
将棋は、認知症防止にも役立ちます。また、ハンデがつけられるので、初めての人も気軽に参加してみてほしいです。お住まいは問いませんので、将棋に興味のある方はぜひ一度ご連絡ください。駒の会一同、皆さんのご参加をお待ちしています。

駒の会
活動日時:木曜日 9時~16時
活動場所:北川辺コミュニティセンター
問合せ:岩橋治夫さん
【電話】090-5426-3162

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