■ここだけのは梨(なし)
みずみずしく、爽やかな甘さで夏に人気の果実「ナシ」。カロリーが低く、整腸作用、疲労回復効果のある栄養が豊富なため、暑い季節のデザートにお薦めです。
日本で食べられ始めたのは弥生時代の後期、少なくとも2000年前からといわれています。江戸時代には棚仕立てによる栽培が各地に広まり、100以上の品種が作られました。
本市の騎西地域では、明治時代中期に栽培が始まったとされています。その後、生産組合や関係機関などによって農家での品質管理や栽培技術が向上し、県内有数の産地となりました。おいしいナシを求める消費者のニーズに応えるため、新たな品種を導入するなど、日々努力が続いています。近年では、担い手不足による農家の減少が課題となっていますが、そのような中でも、私たちが毎年旬のナシを楽しめるのは、産地を長く守り続けている農家の方々の努力のおかげといえます。
市内では、8月上旬から10月中旬ごろまで、時期ごとにさまざまな品種が収穫されています。それぞれの特徴を感じながら、この季節だけの旬の味覚を味わって、お気に入りの一品を見つけてみてはいかがでしょうか。
○主要品種の特徴
・幸水(8月上旬~中旬ごろ)
甘み豊かで果汁が豊富
・豊水(8月下旬~9月中旬ごろ)
甘みと酸味の絶妙なバランス
・新高(9月中旬ごろ)
大玉で1kgになるものも
・彩玉(8月中旬~9月上旬ごろ)
大玉で酸味が少ない県内限定品種
・あきづき(9月上旬~中旬ごろ)
やや大玉で果汁が豊富
・新興(10月中旬ごろ)
やや大玉でほどよい酸味
※気候などにより、収穫時期が前後する場合があります。
○主な販売場所
・JAほくさい騎西梨撰果所
住所:中種足22-1
【電話】0480-73-0099
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