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みんなのひろば

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埼玉県加須市

■01 加須のITSUZAI
◇「伝統」に触れ「今」を描く
坂本 真綾さん
平成17年5月生まれ。現在、高校3年生。
子どもの頃から好きだった絵を学ぶため、美術の専門コースがある伊奈学園総合高等学校に進学。芸術学系美術で日本画を選択し、授業と部活動を通して美術の基礎を学んでいる。
令和4年の第70回埼玉美術展覧会(以下「県展」という。)では「うららか」が初出品ながら日本画部門で入選。翌令和5年の第71回県展では、出品作「あわい」が日本画部門で埼玉県美術家協会賞を受賞。

私の母が絵を描く仕事をしていたこともあり、幼い頃から絵に触れる機会が多い環境で育ちました。母は、小さかった私にさまざまな絵を描いて楽しませてくれ、物心つく頃には絵を描くことが大好きになっていました。中学生になり進路を考えたとき、「大好きな絵をもっと勉強したい」と思い、専門コースのある高校へ進学しました。
高校では日本画をメインに、先生方の熱心な指導の下、基礎や専門的な技法を学び制作に取り組んでいます。中学生までは好きな絵を自由に描いていましたが、授業や部活動では設定されたテーマに沿って作品を制作することが多く、自分の絵と真剣に向き合う時間が増えました。また、一日中キャンバスに向かって絵を描き続ける日もあり、勉強との両立に苦労することもありますが、作品制作を通して表現力を鍛えたり、仲間の作品から自分では気づかなかった見方や価値観に触れることで、日々成長を感じています。
今年の県展では、クラスメートを描いた作品「あわい」が埼玉県美術家協会賞を受賞することができました。制作の途中で新しい技法を試したところ失敗するといったトラブルも経験しましたが、作品を評価してもらえたことがとても嬉しかったです。
日本画は岩絵の具や箔など日本特有の画材を使って描かれた絵を指します。伝統的な画材で自由に「今」を表現できるところに、日本画の面白さと奥深さを感じています。そんな日本画を、今後も学び続けたいと思っています。技術を磨き、表現の幅を広げて「自分なりの美」を追求していきたいです。

■02 あったかぞく
◇わたしの大すきな家族
田野井 靖さんご家族
紹介者:凛乃(りの)さん(小学3年生)
詳しくは、本紙をご覧ください。

■03 なかまとともに
◇楽しく勝って褒められたい
加須市スポーツ少年団
騎西少年野球クラブ(軟式野球)
監督 若山 智さん

私たちは、騎西地域の小学生が活動している野球チームです。現在の団員は、男女合わせて20人。去年は人数も少なく負けてばかりでしたが、今夏の大会では、Bブロックで優勝できました。
昨日は捕れなかったボールが捕れたこと。試合で初めてヒットを打てたこと。大事な仲間がピンチのときに声を掛けてあげること。勝利よりも大切なことを見つけてほしいです。野球ばかりにならないように、活動は短い時間に集中して行い、「家族の日」というお休みを設けています。
地域の皆さんに、騎西少年野球クラブのファンになってもらえるように、団員に、卒団後もまた一緒に野球がしたい、自分の子どもにも野球をさせたいと思ってもらえるように、これからも、楽しく一生懸命に活動していきます。

騎西少年野球クラブ
活動日時:
・土曜日 13時~17時
・日曜日 9時~17時
活動場所:鴻茎小学校、ふるさと広場など

問合せ:若山さん
【電話】090・4137・7856

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