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健康づくり課保健予防担当からのお知らせ

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埼玉県北本市 クリエイティブ・コモンズ

■第133回 健康豆知識 『甲状腺の異常について』
甲状腺は首の前面・喉仏(のどぼとけ)の下にある蝶のような形をした臓器で、体の新陳代謝を促進している重要な二種類の甲状腺ホルモン(T4とT3)を分泌しています。甲状腺の病気にはそのホルモンの分泌(ぶんぴつ)異常と腫瘍性疾患(しゅようせいしっかん)があります。ホルモンの産生が多くなることを甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)といい、その代表がバセドウ病です。逆にホルモン分泌が少なくなることを甲状腺機能低下症といい、その代表が橋本病です。
バセドウ病では甲状腺は大きくなり(甲状腺腫(こうじょうせんしゅ))、目が内側から押し出されるように見える(眼球突出)、脈が速くなる(頻脈(ひんみゃく))が特徴ですが、新陳代謝の亢進により体重減少、発汗、手の震え、不整脈などもみられます。自律神経失調症や更年期障害と間違えられることがあります。橋本病で機能低下症になりますと甲状腺が大きくなり、全身の代謝が低下することにより無気力、疲れやすさ、全身のむくみ、寒がり、体重増加、便秘、かすれ声などが生じます。うつ病や認知症と間違われることもあります。
いずれも自己免疫疾患で女性に多いのが特徴ですが、原因は不明です。正確に診断するために甲状腺ホルモンと脳下垂体(のうかすいたい)から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)を測定する必要があります。バセドウ病と橋本病の診断には甲状腺自己抗体を測定します。いずれも血液検査で分かりますのでかかりつけ医にご相談してください。
甲状腺の腫瘍性疾患については血液検査では分かりませんので画像検査、特に超音波検査をする必要があります。甲状腺ホルモンの主原料は海藻類に含まれるヨウ素(ヨード)です。必要なヨウ素は取らなければなりませんが、ヨウ素の多い昆布を毎日食べ過ぎたり、ヨウ素含有のうがい薬を多用すると、甲状腺ホルモンが作られなくなり甲状腺機能低下症となることがありますので注意が必要です。甲状腺は触れないのが正常ですので触れれば大きいのでかかりつけ医にご相談して下さい。
提供:一般社団法人 桶川北本伊奈地区師会

■埼玉県小児救急電話相談~休日や夜間、お子さんの急な病気やけがのとき~
家庭での対処方法や受診の必要性について、看護師が電話で相談に応じます。
【電話】♯7119番、♯8000番
※ただし、IP電話、ひかり電話、ダイヤル回線をご利用の場合は、【電話】048-824-4199、【電話】048-833-7911へおかけください。
相談時間:24時間365日

■小児初期救急医療体制(桶川・北本・伊奈地区)~平日の夜間、お子さんが病気やけがのとき~
当番医療機関のお問い合わせは埼玉県央広域消防本部へ
【電話】597-3301(自動音声案内)
診療日:毎週月~土曜日(祝日、年末年始[12月29日~1月3日]を除く)
診療時間:20:00~22:00
診療医療機関:桶川・北本・伊奈地区の医療機関が在宅当番医(輪番)制で実施(診療日によっては市外の医療機関が当番医となります)
診療内容:急患に対する応急処置
その他:健康保険証をお持ちください。夜間診療となるため、会計等の取扱いが異なります。また、受診前に当番医療機関への電話連絡をお勧めします。

■大人の救急電話相談~休日や夜間の急な病気やけがのとき~
【電話】♯7119番(プッシュ回線、ひかり電話、携帯電話をご利用の場合)
※ダイヤル回線、IP電話、PHSをご利用の場合は、【電話】048-824-4199へおかけください。
相談時間:24時間365日

■休日診療(当番医)
期間:11月8日~12月7日
診療時間:9:00~17:00(時間厳守)


・桶川北本伊奈地区で広域的に実施しています。
・新聞各紙でも上記医療機関が併記されています。
・診療科目などは、変更になる場合があります。
・必ず事前に電話で確認をとり、健康保険証をお持ちください。

■埼玉県救急医療情報センター
〔24時間〕【電話】#7119番、【電話】048-824-4199
急病等のため緊急の治療が必要になったとき、診療できる医療機関(歯科を除く)をご案内しています。

問合せ:健康づくり課保健予防担当
【電話】594-5544

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