令和4年度の一般会計(※1)決算は、歳入が271億1379万9千円、歳出が258億3298万3千円となりました。歳入歳出差引残額は、12億8081万6千円となり、翌年度に繰り越した事業の財源1億7866万6千円を除いた、11億215万円が実質収支額(※2)となります。
※この記事内の表やグラフにおいては、数字の単位未満は原則として四捨五入しているため、総数と内訳の計が一致しないことがあります。
■歳入 総額は12.4億円減
○市税および地方交付税は増
新型コロナウイルスの影響を受けた中小事業者向けの固定資産税・都市計画税の減免の終了などにより、市税が約4億3331万6千円増加しました。また、地方交付税は、普通交付税の追加交付などにより、1億7434万1千円増加しました。
○国庫支出金が減
子育て世帯への臨時特別給付金給付事業の終了に伴い、国庫支出金が約9億7333万7千円減少しました。
■歳出 総額は13.4億円減
○農林水産業費の増
農業経営拡大・発展等支援事業などの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金活用事業などにより農林水産業費が約6186万3千円の増となりました。
○民生費の減
保育に係る費用や生活保護などの社会保障費に関する民生費が、約113億579万4千円(総額の43.8パーセント)となり、歳出で最も多くを占めましたが、子育て世帯への臨時特別給付金給付事業の終了に伴い、約5億4653万7千円の減となりました。
[市民1人当たりでみると]
・1人当たりの市税 13万9,456円(前年度比6,259円増)
・1人当たりに使われたお金 ※一般会計のみ 35万4,498円(前年度比1万7,505円減)
※令和5年4月1日現在の人口72,872人で算出しました。
■歳入 271億1,379万9千円
[市税収入の内訳]
[都市計画税を活用した事業は、以下のとおりです。]
[用語解説]
※1一般会計 教育や福祉、道路整備などの行政の基本的な会計。一般会計の他、特定の事業のための特別会計がある。
※2実質収支額 年間歳入歳出差引残額から翌年度の事業の財源を差し引いた額。実質的な黒字・赤字を示す額。
※3都市計画税 道路、下水道、公園整備などのような、都市計画事業に必要となる費用に充てるための目的税。
■こんなことに取り組みました!主な事業を紹介します
○吉川美南駅東口周辺地域整備
平成29年度より事業を開始し、調整池等の工事を実施する他、産業ゾーンの一部の宅地が完成しました。
○原油価格・物価高騰対策支援
原油価格や物価高騰の影響を受けている市民の方や市内事業者、市内農業者などの支援を実施しました。
○越谷吉川線整備事業
大場川左岸側から終点部の県道加藤平沼線との接続区間の道路工事や水路工事を実施しました。
○その他の主な新規・拡充事業
・35人学級に係る学校施設整備工事
・おあしす長寿命化改修工事に係る設計委託
・障がい者就労支援補助金
・街頭防犯カメラ設置
・デジタル移動系防災行政無線購入費
・常磐自動車道三郷料金所スマートIC機能拡張に関連する道路改良工事
・橋りょうおよびボックスカルバート長寿命化修繕計画策定業務委託料
・アクアパーク駐車場整備工事
・AI等デジタル技術の導入などのDX推進
■決算書・成果表が閲覧できます
令和4年度決算書・成果表は市役所、市内各図書館、市ホームページで閲覧できます。
■歳出 258億3,298万3千円
○市債残高
市債は、家計に例えると借金です。越谷吉川線整備などの事業のために13億9931万8千円借り入れした一方、過去に借り入れた市債を18億7230万2千円返済したことにより、市債残高は減となりました。
[市債残高(年度末)の推移]
○基金残高
基金は、家計に例えると貯金です。基金には、災害時や財源が不足する場合に備えて貯めておく財政調整基金や、公共施設の整備や用地取得など特定の目的のために貯めておく公共施設整備基金などがあります。
[基金残高の推移]
問合せ:財政課
【電話】982・5967【FAX】981・5392
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