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わこう市議会だより No.122(2)

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埼玉県和光市

◆市政に対する一般質問ダイジェスト
和光市のこんなことを聞きました

一般質問とは:市政全般について、各議員が様々な角度から執行機関に対し事務の執行状況及び将来に対する方針等について報告、説明を求めて質問するものです。市民要望を交えながら議員自身の意思に基づいて質問することにより、より良き方向へ執行機関の回答を引き出していくもので、各議員が力量を発揮する場でもあります。
(発言順位の順番で並んでいます)

◇防災行政無線の不達地域への対処方法は
・齋藤 幸子(さいとう さちこ)(公明党)
質問:情報伝達は、おおむねパソコンやスマートフォンを必要とする手段です。新たに緊急防災ラジオ等の活用が有効と思いますが見解を伺います。
危機管理監:災害時の緊急放送は、ナナコFMやJ-COM等と協定を結んでいます。高齢者世帯を含むあらゆる世帯に必要な情報が届くよう、今後も協定先と連携を密にしていきます。
その他の質問:童謡詩人「清水かつら」の宣揚について、消防団員の確保に向けた課題、和光市運動場スコアボード経年劣化について等

◇元職員の不祥事の対応、元職員の業務上横領について
・吉田 武司(よしだ たけし)(緑風会)
質問:和光市が認知症の高齢者夫婦から預かっていた現金やキャッシュカードが元職員により横領された事件で、市は、国家賠償法による損害賠償請求の訴えを提起されています。市は、返還を拒否し、国家賠償法に基づく裁判に至っています。裁判の進捗状況を伺います。
保健福祉部長:裁判所から原告被告双方に和解案が示され、現在、対応については検討を行っています。
その他の質問:中学校建設、まちづくり、地域振興、新型コロナウイルス感染症対策等

◇和光市の既存住宅耐震診断及び耐震改修助成事業の現状と課題について
・内山 恵子(うちやま けいこ)(緑風会)
質問:市内の耐震改修助成事業の対象者で、避難行動要支援者の現状について伺います。
建設部長:耐震化されていない住宅にお住まいの方が、災害時の要配慮者であるかどうかは、把握できていません。
保健福祉部長:現在の避難行動要支援者名簿では住宅が耐震改修の対象であるかは把握できていません。今後は名簿登録申請受付の際に、住宅築年数の追記による把握を行い要支援者のリスク軽減につなげていきます。
その他の質問:市内循環バス等

◇適正な民間委託とリスク管理
・萩原 圭一(はぎわら けいいち)(改革会)
質問:民間委託のメリットは効率性・専門性や人件費削減だが、サービスが向上するとは限らず、市職員にスキルやノウハウが蓄積されないおそれもあります。委託する際は、効果やコストを十分に検証するべきです。その指針として定めた「業務委託ガイドライン」は活用されていますか。
企画部長:全庁的には把握していませんので、ガイドラインを改めて各課に周知します。事業の管理責任は市にあるので、事業者へのモニタリングなどでスキルやノウハウを維持するとともに、マネジメント能力を高めます。

◇北朝鮮人権侵害問題啓発週間における日本人拉致問題に関する周知啓発の強化を
・岩澤 侑生(いわさわ ゆうき)(国民民主党・日本維新の会)
質問:北朝鮮人権侵害問題啓発週間(12/10~16)における本市の取組状況を伺います。また、他市の取組を参考に、市職員のブルーリボン着用や市ホームページでの周知啓発を行うべきと考えますが、いかがですか。
総務部長:毎年、ポスター掲示による周知を行っています。また、市職員一律でのブルーリボン着用は難しいと考えますが、市ホームページでの周知拡充は検討します。
その他の質問:路上喫煙対策、水道料金支払方法のクレジット決済導入、中学校新設、自衛官募集事務等

◇新たな支援窓口となる子ども家庭支援課を中心に医療的ケア児の保育受入れに向けた体制整備を
・待鳥 美光(まちどり よしこ)(新しい風・希望)
質問:当事者ご家族からは保育受入れを求める切実な声があり、そのための体制整備を着実に進めていただきたいが、いかがですか。
子どもあんしん部長:現在、医療的ケア児も安全に保育施設で受け入れるために必要な市のガイドライン作成の協議など、準備を進めています。引き続き、先行自治体の調査、視察を行い、受入れに伴う施設改修の検討、人材育成に努めていきます。
その他の質問:保育問題、虐待防止等子ども子育て支援、不登校支援、交通弱者対策、防災等

◇図書館の電子書籍導入や、小・中学校図書室の整備で子どもの本との出会いのさらなる充実を
・伊藤 妙子(いとう たえこ)(公明党)
質問:文科省「学校図書館図書整備等5か年計画」にある、計画的図書の更新、新聞の複数配備、また学校司書の配置拡充について伺います。
教育長:新聞配備は今後検討します。当市では、図書館アドバイザーが司書教諭と連携し、図書整理など様々な活動をしており、学校司書の役割を果たしているものと考えます。
その他の質問:ネウボラ課の職員研修で知識向上を、白子2丁目の安全対策、市城通りの道路整備、はみ出し樹木対策、老朽化する新倉高齢者福祉センターの施設整備等

◇「2025年問題(※1)」に向けて、介護人材不足対策をより強化した長寿あんしんプランへ
・鎌田 泰春(かまだ やすはる)(国民民主党・日本維新の会)
質問:現在の介護人材不足に対する取組は十分と言えますか。本質的な介護人材の不足に対応するため、介護の等級地の引き上げをお願いしたいのですが、いかがですか。
保健福祉部長:計画に掲載した取組のみでは十分とは言えないと思われます。等級地を示す地域区分の見直しは介護保険料に影響を与える可能性もあり、近隣市の状況も踏まえ、慎重に判断していきたいと考えています。
その他の質問:特別養護老人ホームの新設提案、学校教員の働き方改革、給食費の公会計化・無償化等

◇ラストワンマイル(※2)に適したマイクロモビリティ導入は進んでいるのか
・鳥飼 雅司(とりかい まさし)(日本共産党)
質問:マイクロモビリティの社会実装に向けた仮想設計が実施されましたが、その後の進捗状況を伺います。
建設部審議監:開発状況について情報交換を行うなど、情報を集めて研究している段階です。来年度から費用や手法などを具体的に検討し、令和6年度以降に検討業務を行った上で、分かり次第、皆様に提示していきます。
その他の質問:市長公約とその実現、低額で入れる高齢者住宅(公営住宅)の設置、害獣駆除の対応と対策、自動運転バス事業の今度の計画等

●一般質問用語解説
※1(2025年問題)…団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となることで起こる、医療や介護などの社会保障費の負担増や、働き手不足などの問題のこと。
※2(ラストワンマイル)…直訳は「最後の1マイル(約1.6km)」。近年は物流や交通の分野でも使われ、顧客に商品やサービスを届ける最後の区間や、交通接点から最終目的地までの人や物の移動を表す。

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