和光の貴重な植物「ヒロハアマナ」

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◆和光市に絶滅危惧種の貴重な「ヒロハアマナ」があるのをご存知ですか?
・ヒロハアマナとは…
早春3月初旬に白い可憐な花を野に咲かせ、4月末には地上から消える春植物です。4月からNHKで放映される朝のドラマ「らんまん」の主人公・牧野　富太郎博士が四国で発見し、命名した植物です。

◆博士ゆかりの地　和光
和光市に隣接する大泉には、昭和初期の居宅・牧野記念館があります。かつて博士はたびたび新倉村谷中(現和光市新倉)を訪れ、ヒロハアマナの群生地を観察していました。谷中については、「牧野主筆：植物研究雑誌」に詳しく紹介されています。また、著名な清水　かつら氏の記録した特産植物の項に「ヒロハアマナ-牧野博士により発見せられ、本村特産にしていずれの地にも産せずという」との記述があります。
湧き水の会がヒロハアマナの情報を得たのは、丁度谷中地区の区画整理事業が始まるときでした(1998年)。開発寸前にヒロハアマナの球根を何回も掘り出し、樹林公園や民家園、富澤湧水などに移植し、失われることを防ぎました。移植後も貴重な和光の植物として保護観察してきました。
和光の特徴である湧き水は植物の生育環境にとって大切です。和光市の水と緑はヒロハアマナや市民にとって住み良い環境となっているのでしょう。

問い合わせ：
環境課　環境計画担当【電話】424-9118
NPO法人　和光・緑と湧き水の会　代表理事　高橋　絹世【電話】462-9912