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自治体の皆さまへ

わこう市議会だより No.120 (1)

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埼玉県和光市

2023年5月1日発行
編集:和光市議会 議会運営委員会
【電話】048-424-9108(議会事務局直通)

●今号は、令和5年3月定例会のあらましをお知らせします
令和5年3月定例会は2月17日(金)から3月17日(金)までの29日間開催され、市長から提出された諮問1件、報告1件、議案30件、また、議員提出議案1件及び陳情1件について審議しました。

◆市議会は新たな体制でスタートします
選挙後、初となる臨時会(5月中旬開催)において、議長・副議長をはじめ、委員会の役職など、議会の構成が決まり、新しい市議会がスタートします(臨時会の開催日は、市議会ホームページ、ポスターなどでご確認ください)。
和光市がより住みやすく、より魅力的なまちになるよう、市民の皆様に選んでいただいた議員一人ひとりが誠心誠意活動してまいります。
市議会の情報をわかりやすくお伝えするために、また、より多くの方に市議会に関心をもっていただけるよう、市議会だよりのほか、市議会ホームページ、市議会のしおり、インターネット本会議ライブ中継、YouTubeなどにより、市議会の情報発信に努めてまいります。新しい和光市議会をどうぞよろしくお願いいたします。

◆議員研修会を開催
1月11日(水)に、髙沖秀宣氏(自治体議会研究所代表)をお招きし、「議員の資質向上と議会活動の在り方」をテーマに、議員研修会を開催しました。
当日は、議会の役割・権能について、二元代表制における議会の役割、議会改革などについて講義を受けました。
本会議での一般質問を充実させること、政策提案・政策提言機能の強化や、予算審議・新規事業に対する調査・研究の重要性について改めて確認することができました。
市民の皆さんにとって議会が身近になるよう、議員一人ひとりの資質向上と議会力の強化に努めてまいります。

◆新年度予算案等を審議!
新年度の一般会計予算案と、議員の意見が賛成・反対に分かれた議案について、その主な意見をお伝えします。

3月定例会の市議会の大切な役割に、新年度予算案の審議があります。
市長から提出された令和5年度の当初予算案について、「税金がどのように使われるのか」、「本当に必要なことなのか」等の観点から審議を行いました。

◇一般会計予算
歳入の主な内容:
・個人・法人市民税、固定資産税…約160億7千万円
・市債…約24億6千万円
・基金繰入金…約16億7千万円

歳出の主な内容:
・駅北口土地区画整理事業の推進…約9億4千万円
・自動運転サービス実証走行・2期区間整備…約3億円
・市内循環バス運行路線見直し等…約6千万円
・第三小学校用地取得…約14億5千万円

◇令和5年度各会計予算(原案可決)

◇議案第20号「令和5年度埼玉県和光市一般会計予算」をめぐる討論
原案可決(賛成9・反対7)

反対:
・用地取得のための市債発行などで、予算額は前年度比35億円増となる。プライマリーバランスを考え、投資的事業の選択と集中、我慢をして進めていかなければ破綻する。
・自動運転サービス専用レーンの整備が外環側道内回りは450mだけ。将来的に二車線化しても渋滞緩和は実現しない。赤字運行が必至の自動運転サービス導入の見直しを。
・組織再編に関する予算計上がない。また、図面を示さず縮小した規模の工事費として自動運転サービス導入に関する工事費用が計上されている。健全な財政運営に関する条例に反し、計画的かつ効率的な財政運営がなされていない。
・経常収支比率は95%前後で推移し厳しい財政状況。市民生活に大きな影響が出る恐れもある。市は工夫するというが、実効性、信頼性は明確に示されていない。今、市民にとって何が必要で優先すべきか適切に判断すべき。

賛成:
・市は様々な方式による説明会や財源確保、バス路線の強化による住民の利便性の確保、総工費の削減を行っている。予算執行は市民への負担を最小限とし、市民の安心安全な暮らしが保障されなければならず、市全体を考えた総合的な見地から予算を判断すべき。
・第三小学校用地取得、第三中学校特別支援学級設置工事、中学校屋内運動場空調設備工事設計業務など懸案事項の取組がみられる。市債の増額は、保育や障害者支援など政策的経費に充てるための財源確保、負担平準化に向け工夫した財政運営を図っている。
・予算は法的・形式的妥当性、政策的な観点から適切。財政運営上の観点から妥当性があり瑕疵はない。当初予算の総合的・包括的な側面と、個別の収支内容から予算案全体のバランスはとられている。

◇議案第3号「和光市部設置条例の一部を改正する条例を定めることについて」をめぐる討論
原案可決(賛成11・反対5)

反対:
・元職員の不祥事問題の責任の所在が明らかでなく、反省しない中で組織改正をしても意味がない。庁舎の狭隘化対策は庁舎内外で、職員の人員配置も併せて検討すべき。
・不祥事再発防止に関する改正は、組織の問題点と不祥事発生の因果関係、責任の取り方が明確になるまでは審議の対象とするべきではない。
・不祥事は元幹部職員のパワハラ行為を人事評価で止められなかったことによる。画一的な評価をしていた人事評価の在り方を見直す必要がある。
・部所ごとの職員数の配置適正を検討していない。こどもあんしん部の4階への移設は子供を連れた保護者への配慮に欠ける。市民目線の欠如。不祥事の裁判結果が出てから再編すべき。

賛成:
・令和4年6月定例会で議会が指摘した、職員からの意見聴取、検討委員会設置、見直しに係る詳細な内容を示すための検討やヒアリング等を、議案上程までに庁内で十分な論議を行った上で議案を上程している。

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