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わこう市議会だより No.120 (2)

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埼玉県和光市

◆予算案のほか このようなことが決まりました
◇議案第4号 和光市空家等対策協議会条例を定めることについて(原案可決(賛成全員))
・空家等対策計画作成や実施に関する協議を行う組織を新設
空家等対策計画の作成や変更に関する協議を行う組織として、新たに空家等対策協議会を設置する条例を、原案のとおり可決しました。

◇議案第13号 和光市国民健康保険条例の一部を改正する条例を定めることについて(原案可決(賛成全員))
・国保の出産育児一時金の支給額を増額
現在42万円の支給額を50万円に増額する条例改正を、原案のとおり可決しました。

◇議案第29号 市長及び副市長の給与等に関する条例等の一部を改正する条例を定めることについて(原案可決(賛成13・反対3))
・市長、副市長、教育長の給与・期末手当と議員報酬額を増額
令和5年度から、以下のとおり増額する条例改正について、原案のとおり可決しました。
(単位:円)

全議案・陳情の各議員ごとの賛否については、本紙P10をご覧ください

◆市政に対する一般質問ダイジェスト
和光市のこんなことを聞きました

一般質問とは:市政全般について、各議員が様々な角度から執行機関に対し事務の執行状況及び将来に対する方針等について報告、説明を求めて質問するものです。市民要望を交えながら議員自身の意思に基づいて質問することにより、より良き方向へ執行機関の回答を引き出していくもので、各議員が力量を発揮する場でもあります。
(発言順位の順番で並んでいます)

◇(問)自動運転バス導入後のランニングコストを市で負担する可能性は
小嶋 智子(こじま ともこ)(歩みの会)
質問:将来的にランニングコストを市で負担するようなことになりますか。
建設部審議監:基本的には民間事業者が独立して運行できるようになることを目指します。ただ、バス事業者から要望があれば、市民利用の運行実態等を踏まえて、市民利用の利便性向上にもつながることから、一定の支援を検討する必要があると考えています。
その他の質問:不祥事の再発防止、地域医療との連携、障がい児とその保護者への支援、放課後の居場所等

◇(問)超高齢化社会において4市共用火葬場建設の調査研究を早め建設を推進することについて
赤松 祐造(あかまつ ゆうぞう)(まちづくり市民の会)
質問:福祉は、ゆりかごから火葬場、墓地まで。エンディング(※1)施策を検討すべきです。人が亡くなると火葬に10日以上待たされ、色々な問題が起きています。火葬場建設の取組を伺います。
市長:実際に利用する市民の方々の意向に寄り添える火葬場ができるように、4市で意見を集約し、より良い火葬場建設の検討を行っていきます。
その他の質問:平和都市宣言、パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度、丸山台外環上部遊休地の活用等

◇(問)防災教育の充実を
内山 恵子(うちやま けいこ)(緑風会)
質問:和光市で保有している防災の教材の種類と活用状況について伺います。防災カードゲーム「なまずの学校」のような子供向けの教材を、地域防災訓練で子供向けのプログラムとして活用してはいかがでしょうか。
危機管理監:市が保有している防災の教材は、「なまずの学校」、「クロスロード」、「避難所運営ゲーム」などがあります。コロナ禍で一部未活用の教材もあるため、今後は機会を捉えて活用するように努めます。

◇(問)広沢複合施設(わぴあ)のサービス購入料は適正に使われているか
萩原 圭一(はぎわら けいいち)(和光市民の会)
質問:市民プールと総合児童センターの維持管理・運営や民間マネジメント業務について、20年という長期にわたって市が事業者に支払うサービス購入料は約26億円と多額なので、どのように使われているか把握しておくべきと考えます。
企画部長:PFI事業は性能発注なので、細かい使途は事業者の裁量に任せていますが、業務の履行状況については業務報告書や年次総括書などとともに四半期ごとのモニタリングで把握しています。プロジェクトファイナンスにより融資している金融機関が支出等を確認しています。

◇(問)市民共有の財産である公文書の適正な作成・保存・公開のため公文書管理条例の策定を
待鳥 美光(まちどり よしこ)(新しい風・希望)
質問:公文書は将来にわたり市民が政策等の検証を行うための貴重な財産であり、その管理は、市長の訓令である文書規程等ではなく、議会で審査可決される条例であるべきと考えますがいかがでしょうか。
総務部長:条例を制定し、市として統一的に公文書管理を行っていくことは重要だと考えます。今後、歴史的文書の保存、公開基準等を含め現状の課題を精査し、条例制定を視野に入れた検討をしていきます。
その他の質問:発達支援、ごみ分別推進、開発行為等

◇(問)認知症の人や家族が希望をもって暮らせる社会を実現するチームオレンジの取組を
富澤 啓二(とみざわ けいじ)(公明党)
質問:地域社会で自分らしく暮らす「共生」と、認知症になる時期や進行を遅らせる「予防」を車の両輪とし、認知症になっても安心して暮らし続ける地域づくり対策を伺います。
保健福祉部長:新介護予防拠点でチームオレンジ(※2)の運営支援等を行うチームオレンジ・コーディネーターの配置、認知症カフェの実施、認知症検診、予防等に取り組みます。
その他の質問:自治体DX「書かない窓口」、帯状疱疹ワクチン、出産・子育て応援給付金事業等

◇(問)令和元年台風第19号被害の被災者支援の現状と今後の住民支援は
齊藤 誠(さいとう まこと)(緑風会)
質問:令和元年台風第19号被害の今後の住民支援や、県との調整はどのように行っていくのでしょうか。
危機管理監:市としては、被災者の方々の精神的な負担が少しでも軽くなるよう引き続き県と調整していきます。また、引き続き台風接近が予測される際には、和光市防災・防犯情報メールでの注意喚起を行っていきます。
その他の質問:下新倉一丁目のごみ集積所の廃止、半三池緑地における土砂災害

○一般質問用語解説
※1「エンディング」人生の最期を意識することで自分を見つめ直し、そこに向かうための様々な準備や、終焉に向けて今をより自分らしく生きることを考え、行動することを表す言葉。
※2「チームオレンジ」認知症と思われる初期の段階から、心理面・生活面の支援として市町村がコーディネーターを配置し、地域において把握した認知症の方の悩みや、家族の身近な生活支援ニーズ等と認知症サポーターを中心とした支援者をつなぐ仕組み。

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