◆常任委員会の審査
6月の常任委員会に付託された議案の主な審査内容を報告します。付託とは、本会議における議案の
議決に先立ち、議員で構成する各常任委員会に審査を分割して任せることです。
◇総務環境常任委員会
委員長 吉田 武司
・請負契約の締結について
問:ダイレクト型一般競争入札で門戸を広げているように見えますが、市内の業者は一社も入れなかった。入札の基準を伺います。
答:競争入札には、本店も営業所も県内にあることとの地域要件がある。建築工事業の資格審査の数字は1,000点以上としており、過去10年間の実績もガイドラインどおりになっています。今後、分割するなど、市内事業者が参加できる競争入札が可能となるよう、所管課と調整しながら進めています。
・税条例の一部改正について
問:国の条例が変わり、個人住民税が年額1,000円増額されますが、今後も増額されるのか伺います。
答:令和5年まで、いわゆる東日本大震災復興特別税が1,000円課税されていましたが、この税制が終了し、令和6年度から森林環境税として1,000円課税されます。
今定例会では、議案7件と陳情1件が付託されました。
◇文教厚生常任委員会
委員長 赤松 祐造
・和光市特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について
問:11名の外国籍の方が生活保護に該当していますが、日本語が使えない人への情報提供の仕方を伺います。
答:国籍に関係なく、皆さんがマイナンバーを使用した医療扶助オンラインになります。外国籍の方で言葉が分かりにくい人にはケースワーカーが必ずついて、日本国籍の人よりも、より丁寧に行うように努めます。
・和光市立公園条例の一部改正について
問:アーバンアクア公園の夜間照明は何基、明るさは何ルクスですか。利用団体の声を聞いているのでしょうか。
答:テニスコートに14基、フットサルコートに8基、明るさは174ルクスと120ルクスです。実際に利用者に確認してもらい、設置しています。300円の夜間照明料金は照明の経費分として設定しています。
今定例会では、議案2件が付託されました。
◇予算決算常任委員会
委員長 菅原 満
・一般会計補正予算「学校施設包括管理業務委託について」、「給食業務について」
問:これらの業務委託のメリット、デメリットは。
答:スピーディーな修繕が可能、予防保全による長寿命化、職員の負担軽減、業務時間減によるコスト効果、他の業務に従事できることとなります。一方で、マネジメント事業費の増加、職員が現場に携わる機会が減り、技術力や知見の低下が懸念されます。
問:給食業務の食材に関しての今後の対応は。
答:現時点では、様子を見ていますが、今後の値上げの状況などを見て、また、市長部局と連携しながら対応を考えていきます。
・国民健康保険特別会計補正予算「マイナンバーカードと健康保険証の一体化の案内送付について」
問:個人情報に関して、市の対応は。
答:国保で使用しているシステムは、住民基本台帳システムと連動しており、すでにマイナンバーとひもづいているので、誤った登録は生じない仕組となっています。
今定例会では、議案4件が付託され、総務環境分科会及び文教厚生分科会で審査を行いました。
◆議案等の採決結果
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