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自治体の皆さまへ

【特集】マイクの向こう側のあなたへ 想いを声にのせて(2)

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埼玉県富士見市

■広報『富士見』音訳版ができるまで
◇(1)編集会議
目次を作成し、読み・校正・編集とそれぞれ担当を決めます。
読み方の確認や難しい言葉の調査、写真などの説明を考えます。

◇(2)録音・校正
録音室または自宅で録音し、校正者は読んでいる内容に間違いがないか確認します。
録音中は雑音が入らないように細心の注意を払います。

◇(3)編集・CD作成
各ページの音声データを一つにまとめて編集し、CDを作成します。

◇(4)郵送
作成したCDを盲人用郵便物の袋に入れて郵送します。

■音訳に興味がある方 本を読むのが好きな方 など 音訳ボランティア入門講座に参加しませんか
日時:9月26日~11月28日毎週火曜午前10時~正午(全10回)
場所:ピアザ☆ふじみ
内容:障がいへの理解、分かりやすい音訳表現やパソコンでの録音技術などを学びます。
定員:20人
※定員超の場合は全日程参加できる方を優先し抽選
費用:500円
主催:富士見市音訳グループ「かたりべ」
申込み:9月12日(火)までに電話でお申し込みください。
※専用フォームからも応募可

問合せ:富士見市音訳グループ「かたりべ」代表大下
【電話】090-9142-6215

■[INTERVIEW]音訳を利用している方の声
◇声に元気をもらいます
40代あたりから見えにくくなり、「かたりべ」が会として活動する前から、社会福祉協議会を通じて音訳を利用していました。広報の音訳に始まり、要望に応じてさまざまなものを音訳してもらいました。
現在では、ニュースなどの情報はパソコンから得ることができますが、身近な情報を知ることができる音訳には大変助かっています。声の広報『富士見』ではイベント情報をよく聞いていて、ガイド(同行援護)の都合があえば参加しています。
「かたりべ」の皆さんはとても勉強されているなと感じます。新しく入った方の読みでは、聞く方も最初は力が入りましたが、応援しているうちに今ではすんなりと聞けたり、声に元気をもらったりしています。
(杉田直枝さん)

◇音訳は人と人との絆(きずな)
私は生まれつき目が見えにくく、「かたりべ」の音訳は市の案内で知ったと記憶しています。
声の広報『富士見』ではお知らせとイベント情報をよく聞きますが、「かたりべ」の皆さんの読みは上手です。私としては、訛りが出るなど、人間らしさがあってもいいと思ってしまうほどです。
普段はパソコンやスマートフォンで情報を得ていて、情報を得るだけの目的であれば音声読み上げ機能を活用し、倍速で聞くこともあります。
ただ、人の声で聞く音訳は、人と人との絆の一つだと思います。
読むだけの技術を求めるというより、音訳を通じ、希薄になりがちな人とのつながりを持ちたいと思っています。
(山道廣子)

問合せ:秘書広報課
【電話】049-256-9535

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