日々是 地域おこし協力隊 活動報告 VOL.4

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◇高山
小鹿野町への移住促進と町内の和ハーブや柑橘類を活用した蒸留酒の企画を中心に活動をしております。
今年に入ってからも、起業を含めた移住検討の方々が少しずつ増えてきました。待機児童が0という点も町の強みで、特に子育てをしながら、働き盛りの30～40代の年齢層の方々には移住の決め手となる要素として大きいです。
町の「お試し住宅」は、こうした移住検討をされる方向けの施設です。この施設を活用しながら、小鹿野町に移住を考えられている方々のフォローと案内をもっと深堀していきたいと思います。
蒸留酒につきましては、山椒が主役の商品となります。スパイシーで、夏場にも美味しい一本となる様に精進してまいります。

◇田中
今年から稲作の勉強を始めました!田圃を形作るところから、お手伝いをさせてもらいながら学んでいます。ワーケーションでいらした方に、その時の野良仕事をお手伝いいただきながら、小鹿野の自然や地域の皆様との交流を体験していただく場を作ることを考えています。タイミング良く、この6月のお客様には田植えにご参加いただきました。お子様もご一緒に、皆さんどろんこになりながら、田圃に育つ生命とのふれあいをお楽しみいただきました。お客様の笑顔に、引き続きこのような場づくりを進めていこうと強く感じ、仕事への力が湧いてくる良い体験となりました!

◇宇佐川
6月25日(日)に、生涯学習課へ異動し2回目となる「6月みんなの学校in公民館」を開催いたしました。出展される作り手の方々も新たに増え、企画の内容も5月とはまた違ったものとなりました。5月から引き続いて実施をした「ボードゲームの世界を楽しもう」「夢見る絵画」「生き物まんだら」「小鹿野Jazz倶楽部」「大人の学校・未来会議」に加えて、「モルック部」「座禅会」「演劇部」「誰でもギャラリー・コーナー」など、新たな活動も展開されました。また、小鹿野町立図書館と共同開催し、「大人の調べる学習ゼミ」「町立図書館手作り部」の活動も開始されました。「みんなの学校・準備会」(企画全体を運営するコミュニティ)の活動にも、前回以上に幅広い方々が参画してくださり、「文化祭」のように、チームで企画の準備や運営を行うことができました。ご関心を持ってくださった皆様、本当に、ありがとうございました。

◇野村
6月17日(土)、18日(日)に(GWに道の駅薬師の湯の温泉施設で開催した)鹿革のものづくり体験を道の駅薬師の湯の直売所で開催しました。
今回の体験内容はおがニャッピーがデザインされた鹿革のキーホルダー作りと鹿革のしおり作りの2種類でした。今後は鹿革を使ったものづくり体験だけではなく、様々な体験を道の駅で定期的に開催できるようにしていきたいです。
また、今回おこなった鹿革のキーホルダー作りは8月5日(土)に開催予定の七夕フェスティバルでもおこなう予定ですので、お時間あればぜひ遊びに来てください。

◇等々力
【小鹿野の自生ワサビ(1)】
4回に分けて、ワサビのお話をします。毘沙門水の管理をされていらっしゃる守屋さんたちにご相談し、毘沙門水の脇で小鹿野に自生するワサビの展示をさせていただけることになりました。ワサビEutrema japonicumはアブラナ科ワサビ属に属している、清流の植物です。俗に「根」と呼ばれているワサビの地下茎は、寿司、そばにかかせない香辛料です。ワサビには、この地下茎を利用する「水ワサビ」と、葉や茎を山菜として利用する「畑ワサビ」があります。しかし両者は育て方が違うだけで、どちらも同じワサビなのです。ワサビ属の植物で日本における自生種には2種、ワサビとユリワサビE.tenueがあります。もう1種、まだまだ謎の多いオオユリワサビE.okinosimenseがあるのですが、これは現在研究が進展中で結果が楽しみな植物です。これらはすべて日本国内にしか自生しない、日本固有種になります。ワサビの近縁種としては、形態的にワサビにそっくりな[*](shan yú cài/さんゆさい/さんとうさい)E.yunnnanenseが、中華人民共和国の中部以西に広く分布しています。葉と茎を利用しますが、辛味のあるものではないようです。これについては、次回お話します。(続く)

[*]は環境依存文字を含みます。正式表記は本紙をご覧ください。

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※詳しくは本紙をご覧ください。

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