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〔世界農業遺産認定〕武蔵野の落ち葉堆肥農法(2)

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埼玉県川越市

■武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会
川越市・所沢市・ふじみ野市・三芳町・埼玉県川越農林振興センター・いるま野農業協同組合で構成される協議会。世界農業遺産および日本農業遺産を目指すため、平成28年8月24日に発足しました。

◆世界農業遺産認定までの歩み
平成28年度 世界農業遺産承認および日本農業遺産への認定申請
平成29年3月14日 日本農業遺産に認定
令和2年度 世界農業遺産承認申請、世界農業遺産への認定申請に係る承認
令和3年10月7日 農林水産省から国連食糧農業機関(FAO)に世界農業遺産認定申請書を提出
令和5年6月22日 世界農業遺産科学助言グループ(SAG(サグ))委員による現地調査実施
令和5年7月5日 世界農業遺産に認定

■武蔵野の落ち葉堆肥農法
武蔵野台地特有の火山灰土で作物が育ちにくい土地に、多くの木を植えて平地林(ヤマ)として育て、その落ち葉を掃き集め、堆肥として畑にすきこんで土壌改良をする伝統農法のこと。武蔵野台地に位置する川越市・所沢市・ふじみ野市・三芳町で、江戸時代から360年にわたり続けられている農法です。
都心から約30km圏内という立地にありながらも、平地林が育む里山は優れた景観・自然環境・文化を生み出し、生命力にあふれたシステムを今も継承し続けていることが世界に高く評価されました。

◆~循環のイメージと特徴~
一軒の地割り:約5ha
・平地林 約2ha
・畑地 約2.5ha
・屋敷地 約0.5ha

◇ランドスケープ
大都市近郊に今も残る平地林・畑・屋敷を組み合わせた短冊型の地割り

◇農業生物多様性
農産物の多様性
希少種の維持・保存
平地林の生物多様性
発達した団粒構造と菌類・微生物

◇文化、価値観、社会組織
代参講・歳時記・郷土芸能
多様な主体の参加

◇伝統的な知識システム
厳しい自然条件を克服
安定的な農作物の生産

◇食料および生計の保障
多品種多品目の露地野菜を生産する一大産地
落ち葉堆肥の恵みを受けた野菜
→都市への食料供給

◎首都東京から30km圏内 大都市近郊の農業遺産
→都市住民による落ち葉掃き

※詳細は本紙P.7をご覧ください。

■落ち葉サポーター大募集!!
落ち葉掃きに参加できるサポーターを募集しています。落ち葉堆肥農法の担い手不足のいま、農業遺産を一緒に守りませんか?

■ロゴマーク募集
世界農業遺産「武蔵野の落ち葉堆肥農法」のイメージを象徴するロゴマークを募集します。

■あなたも実践農業者になりませんか
落ち葉堆肥農法を実践している農業者は、同協議会に認定されると同農法の保全を図るための補助が受けられます。

◎埼玉県武蔵野地域が世界農業遺産に認定

*それぞれについて詳しくは、市ホームページをご確認ください。

問合せ:農政課
【電話】224-5939
【FAX】224-8712

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