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関東大震災から100年ー過去の震災の教訓から学ぶー

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埼玉県幸手市

■「防災の日」とは
1923年9月1日は、関東大震災が発生した日です。また、9月は台風が多く発生する時期でもあることから、防災への心構えを準備するという意味で「防災の日」が創設されました。
そして、防災の日を含む一週間は、防災週間と定められています。
今年は関東大震災から100年となる年です。関東大震災がどのような災害で、幸手市にどのような被害があったかを知り、想像し、地震に備えましょう。

■関東大震災での被害を知る
・1923年9月1日午前11時58分相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.9の巨大地震が発生。
・幸手市域の被害状況は、全壊戸数/662戸 半壊戸数/355戸 死者11人 負傷者25人 行方不明者4人となりました。
・埼玉県内では川口市・春日部市とともに県下三大被害地としてあげられています。
・関東大震災は、昼食の準備時間と重なったことから、火災が各地で同時多発的に発生したことが特徴ですが、幸手市域では、家屋の倒壊や小学校校舎の倒壊、橋梁落橋といった被害も発生しています。

■地震災害に備える
ー震度による被害の違いー

◇震度5強
・棚の食器や本など落下するものが多くなる。
・固定していない家具は倒れることがある。
・補強していないブロック塀が崩れることがある。

◇震度6弱
・立っていることが困難になる。
・未固定の家具の大半が移動。倒れるものもある。
・ドアが開かなくなることがある。
・壁のタイルや窓ガラスの破損、落下の恐れがる。
・耐震性の低い木造建物の中には瓦が落下したり、建物が傾き、倒れるものもある。

◇震度6強
・這わないと動くことができない。
・耐震性の低い木造建物は、傾くものや倒れるものが多くなる。

◇震度7
・耐震性の高い木造建物でもまれに傾くことがある。
・耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物は、倒れるものが多くなる。

■地震だ!あなたはどうする!?
・自分の身を守る
揺れを感じたら、すぐに頭を守りましょう。倒れてくる家具や落下物は大変危険です。

・すばやい火の始末
揺れが収まったらコンロの火を消し、ガスの元栓を閉めましょう。

・逃げ道の確保
ドアや窓を開けて、逃げ道を確保しましょう。

・家族の安全確認
声を掛け合い、お互いの状況を確認しましょう。

・火元の確認
身の回りで出火していたら、火が小さいうちに消し止めることが重要です。天井に火が届くような場合は、無理をせずその場から逃げましょう。

・ブレーカーを落とす
大震災での、火災の半数以上は電気に起因するものです。電源コード損傷部からの出火や停電復旧後に火災が発生する通電火災を防ぐためにも、避難する際はブレーカーを落としましょう。また、揺れを感知し、自動的にブレーカーを遮断する感震ブレーカーも効果的です。

・落ち着いて出口へ
家具やガラスの破片などでけがをしないよう、スリッパや靴を履き、足元にも十分注意しましょう。また、非常持出品を携行しましょう。

・近所で助け合う
ご近所同士で声を掛け合い、可能な範囲での初期消火や救出救助、避難が困難な人の手助けなどを協力して行いましょう。阪神淡路大震災では、生き埋めや閉じ込めから救助された人数の割合では、[自力脱出34.9%][家族31.9%][友人・隣人28.1%]となっており、住民同士の助け合いにより救出されたケースが多いことがわかります。

・余震を警戒
大きな地震の後には余震が発生するので、注意しましょう。

・情報収集
うわさやデマなど誤った情報が流れることがあるので、情報には注意が必要です。ラジオなどで情報収集をしましょう。

・家屋倒壊などの恐れがあれば避難
ブロック塀やガラス、看板など足元にも頭上にも危険が潜んでいます。避難時は周囲の状況を確認しながら移動しましょう。

・避難生活
避難生活では、集団生活のルールを守り、助け合いの心をもって生活しましょう。発災後3日間は、外からの物資応援が期待できません。それぞれがご家庭で備蓄したものを使用しましょう。

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