■9月は健康増進普及月間
近年、生活習慣病が大きな問題となっています。生活習慣病は、日常生活の在り方と深く関連しているので、運動習慣の定着や食生活の改善など、健康的な生活習慣を確立していくことがますます重要です。厚生労働省では毎年9月1日から30日までの1か月間を「健康増進普及月間」とし、健康増進に関する普及啓発を行います。
この機会に運動や食事などの生活習慣を振り返り、健康づくりに必要なことを実践してみませんか。
◇運動
健康への第一歩として、今よりプラス10分多く、毎日からだを動かしてみましょう。10分歩くことで、歩数は1000歩になります。車の移動を自転車や徒歩通勤に変えてみたり、エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を使ってみたりしましょう。スポーツだけが運動ではありません。通勤や家事など日常生活の中でちょっとした運動でも良いので続けることが大事です。
◇食生活
食塩は1日、男性7.5g未満、女性6.5g未満をめざしましょう。埼玉県民の平均は10.7g(令和元年国民健康・栄養調査埼玉県分)です。減塩は、血圧を下げ、その結果循環器疾患を減少させます。また、胃がんにかかる危険性を軽減するといわれています。味見をしてから醤油やソースをつける、ラーメンやそばつゆは全部は飲まないなどちょっとした工夫で減塩はできるのでぜひ実践してみましょう。
◇禁煙
喫煙は、がん、脳卒中、虚血性心疾患などさまざまな病気の危険因子ということが科学的に証明されています。たばこを吸う人は吸わない人に比べて、がんになるリスクが約1.5倍高まることが分かっています。また、たばこの煙は本人はもちろん、周りの人の健康へも悪影響があります。たばこは個人の嗜好品ですが、吸う際は、家族や周りの人が受動喫煙しないようにしましょう。止めようと思ったら、保険適用のある禁煙外来などの禁煙支援を活用しましょう。
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