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自治体の皆さまへ

〈特集〉明るい未来へ飛躍する志木市を目指して 令和5年度予算(1)

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埼玉県志木市

●令和5年度施政方針
令和5年志木市議会3月定例会において、令和5年度当初予算案を提出し、議員の皆さまの慎重な審議をいただき、無事に可決成立となりました。
新複合施設を中心に、これまで以上に市民力を発揮できる環境整備を進めることで、志木市のさらなる発展を目指すとともに、質を落とすことなく安定したサービス提供を行う堅実さはもとより、多様化するニーズに対応する柔軟性も兼ね備えながら、志木市将来ビジョンで掲げた「市民力でつくる未来へ続くふるさと志木市」の実現に向け、4つの戦略プロジェクトを軸に、着実に取組を進めてまいります。

●市民の健康づくりプロジェクト
高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施によるきめ細かな健康支援や介護者サロンの活動場所の拡大、令和5年2月にリニューアルオープンしたふれあい館「もくせい」での事業を充実させるなど、本市の宝である市民力を今後も発揮していただくことができるよう、市民の皆さまの健康づくりを応援します。

●子育て世代定住プロジェクト
近年、全国的な問題として取り上げられているヤングケアラーの実態把握とその支援をするとともに、いわゆる中1ギャップの解消や学力向上を目指す小中一貫教育をさらに推進するなど、将来的な人口減少に備え、子育て世代が定住し、安心して子どもを産み育てられる環境の充実に努めます。

●暮らしやすさ向上プロジェクト
これまで整備してきたウォーキングコースに誰もが休憩のできる「いこいのベンチ」を設置することで、コンパクトな市域を生かした居心地がよく、歩きたくなる「ウォーカブル」なまちづくりを推進します。また、高齢化の進展に伴い、火葬場利用の増加が見込まれる一方で、朝霞地区4市内に火葬場が設置されていない状況を踏まえ、4市共用火葬場設置に向けた協議会を設置し、下宗岡1丁目地内における火葬場設置の検討を進めます。

●魅力発信プロジェクト
民間のノウハウを生かし、地域の関係者が一丸となって事業を進めるため、事業者が中心となって設立する「志木街づくり株式会社」を主体として、空き店舗情報の発信や貸し手と借り手のマッチング出店相談を行う「中心市街地新規出店支援センター」を運営するなど、本市の地域資源を活用し、これまで以上のにぎわいを創出するとともに、その魅力を全国に発信します。

●市役所改革・新型コロナウイルス感染症対策
新型コロナウイルス感染症対策については、国の動向や感染状況を注視し、市民の皆さまの生命及び健康を守るため、引き続き対策を講じます。また、志木駅前の行政機能の強化や市民の皆さまの文化・芸術活動の場を確保するため、市民サービスステーションやコミュニティスペースつつじをマルイファミリー志木8階及び1階に新たに開設するなど、多様化する行政需要に対応し、市民の皆さまの利便性向上を目指した行政改革を進めます。

以上、市政運営に関する基本的な考え方について、主要施策の一端を述べさせていただきました。コロナ禍による閉ざされた空間で、市民の皆さまにいかなる支援ができるのか把握しづらい状況が続いた中、「市民一人ひとりが心の中にどんな問題を抱えてきたのか」「afterコロナを見据え、その課題解決に向けて何ができるのか」想像力をしっかりと働かせながら、そして、市の施策が市民の皆さまの笑顔に結びついているのかを常に確認しながら、志木市で生活をする誰もが夢と希望を持って活躍できるよう、全身全霊で市政運営に取り組んでまいります。

■4つの戦略プロジェクト
▼市民の健康づくりプロジェクト
▽働く世代の健康づくり事業の拡充 93万円
働く若年世代のさらなる健康づくりに向けて、アウトドアヨガ事業の参加対象年齢を20歳代から50歳代までに拡充するとともに、SNS映えを意識した情報発信を展開することで、より幅広い世代の健康づくりを支援します。

▽介護者サロンの拡充 32万円
介護を担うケアラー自身の日々の悩みや不安を軽減させるため、本町地区を拠点とする介護者サロンの活動場所を、新たに館地区に拡大します。

▼子育て世代定住プロジェクト
▽小中一貫教育の推進 2,648万円
志木市小中一貫教育基本方針に基づき、一貫した9年間のカリキュラムの編成を進め、令和7年度の義務教育学校及び小中一貫型小学校・中学校の設置に向け、各中学校区における地域の特性を踏まえた推進計画を策定するとともに、小・中学校間のカリキュラム調整などを支援する小中一貫教育推進コーディネーターを2名配置します。

▼暮らしやすさ向上プロジェクト
▽いこいのベンチ設置 449万円
市内の歩道空間を活用して、高齢者や体力に自信のない方でも安心してまちなかを歩くことができるよう、ベンチを設置します。

▽防犯カメラ事業の拡充 1,608万円
「犯罪に強いまち志木」のスローガンのもと、犯罪抑止と犯罪の速やかな解決のため、現在、市内120か所に設置してある防犯カメラを2か年にわたり、さらに50台増設します。

▼魅力発信プロジェクト
▽まちづくり会社との連携による中心市街地活性化の推進 1,970万円
商業の活性化と都市機能の向上を図るため、新たに設立された「志木街づくり株式会社」と連携し、空き店舗情報の発信や貸し手と借り手のマッチングなどを行う中心市街地新規出店支援センターの開設、起業の機会(チャレンジ)を提供するチャレンジショップの開設に向けた調査・研究、さらには市内を巡って楽しむ回遊イベントを実施するなど、中心市街地の再活性化に向けた取組を始動します。

▽東町ふれあい広場の再整備 2,200万円
東町ふれあい広場について、休憩用のベンチを設置するとともに、園庭のない保育施設に通う園児たちも伸び伸びと体を動かせる空間として再整備を行うことで、まちの活性化につなげます。

((2)へ続く)

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