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〈特集〉明るい未来へ飛躍する志木市を目指して 令和5年度予算(2)

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埼玉県志木市

((1)の続き)

■5つの視点で見る主な事業と予算額
超高齢社会の進展に伴う医療・介護関係経費などの社会保障費の増加に加え、物価高騰等の影響による事業費の増加などにより、多大な財政負担が見込まれる非常に厳しい財政環境での予算編成にあたっては、既存の行政サービスは安定的に提供しつつ、未来ある子どもたちを支えるための子育て支援策の強化や教育改革の推進など選ばれる志木市の実現に向けた新規事業を展開することからも、堅実に積み立ててきた財政調整基金を、およそ21億6,000万円取り崩すことによって令和5年度当初予算案を調えました。
令和5年度に重点的に取り組む事業や新たな事業などについて、その内容や予算額の一部をご紹介します。

[1]市民力が生きるまちづくり
□後世に残る“志木市の目玉”イベントの創出 11万円
市制施行50周年記念事業実行委員会からの提言や新庁舎等完成記念事業を参考に、後世に残る“志木市の目玉”イベントの創出に向け、市民と市職員で構成する実行委員会を組織します。

□ヤングケアラー実態調査の実施 264万円
小・中学生を対象にヤングケアラーに関する理解促進のための講座を行うとともに、実態調査を実施することで、本市におけるヤングケアラーの実態を把握し、適切な支援につなげます。

□妊婦健康診査助成事業の拡充 13万円
2人以上の胎児を同時に妊娠した多胎妊婦の方に対し、妊婦健康診査費用の追加助成を実施することで、多胎妊婦家庭の経済的負担の軽減を図ります。

[2]市民を支える快適なまちづくり
□集団健(検)診インターネット予約サービスシステム 88万円
集団健(検)診の特定健康診査及びがん検診では、土・日曜日、祝休日や女性のみが健(検)診を受けられるレディースデイを設定するほか、健(検)診の予約の際は、電話予約だけでなく、新たにインターネット予約を導入し、誰もが健(検)診を受けやすい環境を整備します。

□ひきこもりアウトリーチ事業ゼロ予算事業
ひきこもりの長期化を防ぐための第一歩として、基幹福祉相談センターと教育サポートセンター、学習支援事業者など、福祉と教育が連携し、学齢期から若年層世代の不登校やひきこもりの現状把握を進め、必要な支援につなげます。

□学校図書館の運営支援事業の実施 173万円
子どもたちの読解力、思考力、表現力を養う読書活動のさらなる推進を図るため、新たに学校図書館事業推進アドバイザーを配置します。
市内小・中学校図書館の司書教諭や学校図書員に指導及び助言を行うことで、市立図書館と学校図書館との有機的な連携につなげます。

[3]活力と潤いのあるまちづくり
□空き店舗活用事業の拡充 905万円
市内商工業の振興を図るため、空き店舗を活用して、市内で新たな事業を行う事業主を対象に、店舗家賃及び改装費の補助を行います。
令和5年度は中心市街地のさらなる活性化に向け、対象エリアにおいて行う事業に対し、上乗せ補助を行います。

□鯉のぼり掲揚事業の実施 10万円
新庁舎建設にあたり休止していた新河岸川の鯉のぼり掲揚事業について、5月5日の端午の節句にあわせて、観光協会と連携し、いろは親水公園を会場におよそ60旒(りゅう)の鯉のぼりを掲揚し、志木市の魅力向上とにぎわい創出につなげます。

□いろは親水公園左岸広場芝生化事業の実施 400万円
令和4年8月にリニューアルオープンしたいろは親水公園のさらなる魅力向上とにぎわいの創出に向けて、左岸に位置する広場を芝生広場として段階的に整備します。

[4]未来を支えるまちづくり
□新複合施設建設事業の推進 6億3,312万円
新たな文化・スポーツそして災害時の拠点となる市民会館及び市民体育館の複合施設の建設に向け、令和4年度に引き続き実施設計を進めるとともに、現市民会館の解体工事や市民会館近隣地における駐車場の整備などを実施します。

□景観形成ガイドラインの改訂 220万円
景観計画及び景観条例の改定・改正を踏まえ、良好な景観の事例などを解説した「景観形成ガイドライン」を改訂し、景観形成に対する意識の向上を図るとともに、まちの魅力向上につなげます。

□館大排水路の改修 1,481万円
坂下橋下流の館大排水路付近における住環境の改善及び防災対策を講じるため、令和4年度に実施した館大排水路改修基本検討に基づき、排水路の地質調査及び水路の遊歩道化に向けた実施設計を行います。

[5]健全でわかりやすい行政運営
□市民サービスステーションの開設 3,003万円
志木駅前の行政機能の強化を図るため、令和5年5月1日からマルイファミリー志木8階に市民サービスステーションを開設し、休日の転入・転出の手続きやパスポートの申請・交付など業務の拡張に加え、水曜日・年末年始を除く土・日曜日、祝休日も開庁します。

□コミュニティスペースつつじの開設 1,302万円
市民の皆さまの文化・芸術活動の場を確保するため、令和5年5月1日からマルイファミリー志木8階及び1階にコミュニティスペースつつじを開設し、開閉式展示パネルや多目的室などの貸出しを実施します。

□朝霞地区4市共用火葬場の設置検討 10万円
火葬場利用の利便性を高めるため、志木・朝霞・和光・新座市の4市共用火葬場設置に向けた協議会を設置し、下宗岡1丁目地内における火葬場設置の検討を進めます。

((3)に続く)

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