■イベント参加で健康づくり!
全国的な人口減少が問題となる中、昨年の12月に、国立社会保障・人口問題研究所が、全国の地域ごとに2050年までの人口を推計した「将来推計人口」を公表しました。この推計によると、志木市の2050年の人口は7万6,611人。令和6年2月1日時点の人口は、7万6,287人ですので、志木市が人口を維持していくとの推計は嬉しい限りです。
一方で、年齢別の人口構成に目を向けますと、高齢者人口の増加が顕著であり、2025年には25.0%だった65歳以上人口の割合は、2050年には32.1%まで上昇するという推計になっています。
こうした状況を前に、今後、高齢になっても、いつまでも健康で、元気に活躍していただくための取組がますます重要になってきます。特に、近年では「健康の社会的決定要因」として、コミュニティや地域活動への参加、人との積極的なコミュニケーションが与える健康へのプラスの影響が注目されており、市民の皆さんがさまざまな活動に参加しやすい環境をつくることは、大変重要と考えています。
3月に実施する「春の健康DAY」も、この取組の1つです。今年は3月23日・24日の2日にわたり、健康寿命日本一を目指し、健康の3要素である「こころ」、「からだ」、「社会参加」に注目したイベントが、いろは親水公園と市役所を舞台に開催されます。
イベントの内容をいくつかご紹介しますと、23日・24日に開催される「第7回志木さくらフェスタ」は、地域の団体などで構成される志木市コミュニティ協議会主催のイベントで、模擬店やキッチンカーの出店をはじめ、中洲での「川辺で手ぶらBBQ」、さらには市民ボランティアである船頭の案内のもと、桜を眺めながら新河岸川を和舟で周遊する「いろはの渡し」など、志木市の魅力と市民力が詰まった催しとなっています。
また、23日には、「蔵と桜の中で響く『津軽三味線コンサート』」や、わなげやまとあてゲームを遊べる「高齢者・子どもふれあい広場」も開催され、さらに、24日には、ノルディックウォーキング・ポールウォーキングのイベントとしては日本最大級である「第8回ノルディックウォーキング・ポールウォーキング全国大会」が開催されます。
春の健康DAYの「DAY」には、Do(~する)、Active(積極的な)、Yell(声援)の意味があり、「健康になるために積極的に活動し、声援を送ろう!」というメッセージが込められています。ぜひ、このメッセージを共有していただき、さまざまな催しに参加しながら、健康について考えるきっかけにしていただければと思います。
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