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自治体の皆さまへ

〈特集〉選ばれる志木市を実現するために 令和6年度予算(1)

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埼玉県志木市

■令和6年度施政方針
令和6年志木市議会3月定例会において、令和6年度当初予算案を提出し、議員の皆さまの慎重な審議をいただき、無事に可決成立となりました。
未だ物価高騰や少子高齢化といった取り組むべき課題が山積している状況ではありますが、こうした社会情勢の中であっても、絶えず変容する社会的ニーズに対して、より一層のスピード感と柔軟な発想を持ちながら、志木市将来ビジョンで掲げた「市民力でつくる未来へ続くふるさと志木市」の実現に向け、4つの戦略プロジェクトを軸として、あらゆる可能性を視野に、着実に取組を進めてまいります。

1.市民の健康づくりプロジェクト
志木市の健康施策の中でも大きな柱である「いろは健康ポイント事業」の拡充や、老朽化が進み耐震性能も不足している秋ケ瀬スポーツセンターの再整備に向けた設計に着手するほか、80歳までにおよそ3人に1人が発症するといわれている帯状疱疹のワクチン接種費用の助成など、本市の宝である市民力をこれからも元気に発揮していただくことができるよう、市民の皆さまの健康づくりを応援します。

2.子育て世代定住プロジェクト
在宅で子育てをしている3歳未満の未就園児の親子に焦点を当てた「すくすくしきっ子事業」の展開、物価高騰に対する子育て支援策として、国の臨時交付金を活用した「志木っ子学校給食応援事業」の実施に加えて、病院で授乳指導や健康チェックなどを受けることができる産後ケア事業を新たに実施するなど、子育て世代が定住し、安心して子どもを産み育てられる環境の充実に努めます。

3.暮らしやすさ向上プロジェクト
館大排水路の改修工事の着手や、「犯罪に強いまち志木」のスローガンのもと、町内会との連携による防犯カメラの増設、交通政策の柱であるデマンド交通の利用料金の上限額を引き下げるなど、災害や犯罪から市民の生命・財産を守り抜くとともに、コンパクトな市域を生かし、市民の皆さまにとって暮らしやすいまちづくりを目指します。

4.魅力発信プロジェクト
志木市の元気と活気を未来につなげるとともに、地域コミュニティの醸成にもつなげるため、後世に残る「志木市の目玉」となるイベントの創出、「中心市街地活性化基本計画」と連動した駅周辺の商店会への導線づくりやにぎわいの創出に資する、志木駅東口ペデストリアンデッキの新たな形での再整備に向けた検討、郷土資料館と埋蔵文化財保管センターを複合化した施設の設計など、本市の地域資源を活用し、これまで以上のにぎわいを創出するとともに、その魅力を全国に発信します。

5.市役所改革
電子申請のさらなる拡充による24時間365日の申請を可能とする「市役所に行かなくていい」仕組みづくりのほか、市役所内部でも、文書管理・人事給与・財務会計の各システムを統合した内部情報システムの令和7年度の導入に向けた準備や自治体向けChatGPTサービスの導入など、自治体DXを推進するとともに、事務の効率化を図ることにより、市民の皆さまの利便性向上を目指した行政改革を進めます。

以上、市政運営に関する基本的な考え方について、主要施策の一端を述べさせていただきました。3年余りに及んだコロナ禍を乗り越え、市民の皆さまの笑顔と活気が戻りつつあるものの、物価高騰や少子高齢化の進展など、未だ取り組むべき課題も数多くあり、市役所に求められる役割もこれまで以上に多様化しています。直面するこれらの課題に真摯に向き合い、丁寧に一つひとつ対処していくとともに、急速に進化するICTの活用など、変化していく時代に合わせた施策を打ち出し、果敢に挑戦を続けます。そして、課題の解決を志木市の魅力につなげ、選ばれる志木市を実現するために、全身全霊で市政運営に取り組んでまいります。

◆4つの戦略プロジェクト
◇市民の健康づくりプロジェクト
・[帯状疱疹ワクチン接種費用の助成]…277万円
加齢や免疫機能の低下に伴い、80歳までに約3人に1人が発症するといわれている帯状疱疹を予防するため、発症率が高くなる50歳以上の人を対象に、帯状疱疹ワクチン接種費用の一部を助成します。
・[いろは健康ポイント事業の推進]…2,035万円
いろは健康ポイント事業において、参加者同士がつながり、競い合える歩数のグループ機能を追加するとともに、同機能を活用し、市内事業者にも取組が求められている健康経営を効果的にバックアップするなど、市民から事業者まで市内全体の健康づくりを推進します。

◇子育て世代定住プロジェクト
・[志木っ子学校給食応援事業の実施]…1億5,002万円
令和6年4月から6月までの3か月間、小・中学校給食費を無償化するとともに、無償化期間終了後においても、令和7年3月までは、高騰する食材料費の値上げ分についての補助を実施します。また、小・中学校に通う子どもを3人以上養育している世帯に対し、3人目以降の給食費を無償化します。
・[すくすくしきっ子事業の実施]…530万円
在宅における子育てに不安や悩みを抱える3歳未満の未就園児の親子を対象に、継続的に週に1回または2回保育園にて預かり保育を実施し、保護者の子育ての悩みに寄り添い不安を軽減する伴走型支援を行い、保護者のケア体制を充実させます。

◇暮らしやすさ向上プロジェクト
・[館大排水路の改修3億]…800万円
坂下橋下流の館大排水路付近における住環境の改善及び防災対策を講じるため、令和5年度に実施した排水路の地質調査及び水路の遊歩道化に向けた実施設計に基づき、2か年にわたって改修工事を実施します。
・[志木市デマンド交通の実施]…4,994万円
高齢者や障がい者、妊婦、未就学児のいる子育て世帯などの移動手段を確保するため、自宅や公共施設、病院、商業施設などの間の移動において、低額でタクシーを利用できる「志木市デマンド交通」を継続して実施します。令和6年度より、最も高い利用料金区分を1,000円から700円へ変更することでさらに利用しやすい交通手段とします。

◇魅力発信プロジェクト
・[後世に残る“志木市の目玉”イベントの創出]…32万円
後世に残る志木市の目玉イベントの創出に向けて、市民と市職員で構成する検討委員会で企画・検討を進めるとともに、令和7年度の開催を目指し、実施主体となる実行委員会を立ち上げます。
・[郷土資料館及び埋蔵文化財保管センターの再整備に向けた設計] …2,967万円
郷土資料館と埋蔵文化財保管センターを複合化し、新たな展示スペースや体験スペースを設けるなど、市民とともに郷土資料を総合的に活用するための拠点となる施設の整備に向け、令和6年度は設計を実施します。

問合せ:
・予算に関すること
財政課【電話】048-473-1115
・施策に関すること
政策推進課【電話】048-473-1114

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