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自治体の皆さまへ

いきいきシルバー講座

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埼玉県東松山市

■今から始める人生設計~人生100年時代のこれまで、今、これから~
監修 明治安田生命保険相互会社
設計(ライフプラン)とは、よりよく生きるために計画を立てることをいいます。これまでの人生を振り返り、これから何を始めるかをファイナンシャルプランナーと一緒に考える講座を5月23日(火)、市民文化センターで開催しました。いずれ考えよう、そのうち調べようと思っている人向けの話でした。
人生100年時代を安心して自分らしく暮らすために、介護や病気への備えや財産管理についても学びました。

市と明治安田生命保険相互会社は「東松山市まち・ひと・しごと創生に関する協定」を締結し、健康づくり、がん対策、認知症対策などの取組を協働して進めています。

○参加者の声
・60代女性
将来に不安もありますが、できることから少しずつ始めてみようと思いました。
・70代男性
これから相続の手続きをする予定だったので、話を聞けて良かったです。
・70代女性
説明も資料も分かりやすかったです。
・80代女性
家族のためにエンディングノートを書いてみようと前向きな気持ちになりました。

○将来、困らないためには「人生設計」が大切です
講師を務めた明治安田生命保険相互会社渡辺夏美(わたなべなつみ)さんに「人生設計」について準備する際の注意点を聞きました。

人生100年時代ともいわれる昨今、ご自身のことやご家族のこと、将来のことを整理して考えることは、とても大切なことです。ただ、具体的に何から始めたらいいのか、分からない人も多いと思います。そこで、大きく2つのステップに分けて整理していくことをお勧めしています。
まず1つ目は「MYライフプラン」として、今後の計画やご家族に伝えたいことを考えてみることです。これまでの人生を振り返り、これからの人生の残り時間を踏まえた上で、今から叶かなえたい夢や自分が病気になったとき、介護の備え、財産管理などについて、ご自身の考えや譲れない価値観をまとめてみましょう。
そして2つ目は「MYエンディングプラン」として、ご自身が亡くなった後のことを考えてみることです。自分自身の葬儀は必ず誰かに託すことになります。そのため、自分にとって大切な価値観をご家族に伝えておくことはとても大切です。また、将来にわたるご家族の幸せのために、今から準備しておきたい相続手続等について、ご自身の思いを書き出してみましょう。
この2つのステップでは、相続に関する知識が重要となります。相続には法的な手続きや税金などの複雑な問題があるため、あらかじめ正しい知識を備えておくことが大切です。これからの長い人生を悔いなく過ごすためにも、人生を大切に過ごすことについて改めて考えてみましょう。

■まずは気軽に書けるところから、エンディングノートを書いてみよう
Q エンディングノートって何ですか?
A 人生の最期について書くだけのものではなく、これまでの出来事や思い出と、これから望む生き方について書き残し、家族や親族、友人など大切な人に思いを伝える、明るくて前向きなノートです。

・一般的な項目をまとめましたので切り取り、ご自身のノートに貼り付けて整理することができます。
・いきなり全ての項目を埋める必要はありません。書き出しやすいところから書いてみてください。
・何歳からでも始められます。ぜひ始めてみましょう。

○自分のこと
・好きなこと、もの
・お気に入りの場所
・人生の印象的な出来事
・これからしたいこと

○大切な人への思いなど
・家族や友人のこと
・ペットのこと

○葬儀・法要のこと
・葬儀の規模・費用
・連絡してほしい人
・納骨場所

○資産のこと
・銀行口座
・クレジットカード
・生命保険
・株式・有価証券など
・遺言の有無と保管場所
・不動産

○介護・医療のこと
・介護してほしい場所
・介護費用
・かかりつけ医
・病歴や持病、アレルギー
・終末期に希望する治療

市では、自分が受けたい医療やケアについて考え、書き出し、家族やかかりつけ医に伝える人生会議(ACP)の取組を推進するため「私の意思表示ノート」(無料)をお渡ししています。

特集全般に関する問合せ:高齢介護課(包括ケア推進室)
【電話】22-7733【FAX】22-7731

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