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自治体の皆さまへ

特集 これからの人生100年時代を安心して暮らすために(1)

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埼玉県東松山市

この先の⼈⽣を⾃分らしく⽣きられるように、今後の希望や⼼配事を少しずつ整理してみませんか?今から始めてみましょう。

■「健康寿命」ってご存知ですか?
皆さんは「健康寿命」という⾔葉を聞いたことがありますか。健康寿命とは、健康上の問題で⽇常⽣活が制限されることなく⽣活できる期間のことをいいます(注)。いつまでも元気に健康で⽣活し続けるためにはこの健康寿命を延ばすことが⼤切です。
(注)厚⽣労働省「令和2年版 厚⽣労働⽩書」より


厚⽣労働省「第16回健康⽇本21(第⼆次)推進専⾨委員会資料」(令和3年12⽉)より

◇平均寿命と健康寿命の差が開くと
健康上の問題だけではなく、医療費や介護費の増加による家計へのさらなる影響も

■健康寿命を延ばすポイント
運動(例えば筋トレ、ウォーキング、水泳)、栄養(例えばバランスよい食事、3食食べる、口腔ケア)、社会参加(例えば地域の集まり、ボランティア活動、習い事)の3つです。
今回の特集では、この3つのポイントについて詳しく掲載しています。

【運動】
◆筋トレで幸せな⼈⽣を
東松山カーブス店舗スタッフに健康に暮らすための秘訣(ひけつ)を聞きました。
キーワードは「筋⾁」です。

○筋⾁は減ります
⼈は30歳を過ぎるとホルモンや様々な影響で、年に約1%ずつ筋⾁が減っていきます。例えば、60歳の⼈だと30歳の時に⽐べて30%、70歳以上の⼈だと40%もの筋⾁が減っています。そして怖いのは筋⾁が減ると認知機能の低下や病気のリスクが⾼まることです。

○筋⾁が減ることのリスク
暑い夏の季節、急に気温が⾼くなることで体温調節が上⼿くできず、体に熱がたまりやすくなり、熱中症のリスクが⾼まります。筋⾁は⽔分の貯蔵庫ですので、筋⾁が少ないと脱⽔症状になりやすくなります。試しに親指の⽖を押して離してみてください。離した後、2秒で⾚みが戻らなければ脱⽔症状の可能性が⾼い証拠なので注意が必要です。
また「夏バテ」は⾃律神経のバランスが崩れてしまうことが原因で、⾃律神経を整えるためには「運動」が良いと⾔われています。是⾮「筋トレ」をして、夏に負けない体づくりを⽬指してください。

○健康のために「筋トレ」をしましょう
筋⾁が減ることで太りやすくなり、⾼⾎圧や糖尿病など⽣活習慣病のリスク、加えてひざ痛や腰痛などのリスクも⾼まります。何もしないと筋⾁はどんどん減り、今の健康は失われてしまいます。健康であり続けるためにも⼤切なのは筋⾁をつけることです。ぜひ⾃宅でスクワット等の「筋トレ」を⾏い、これからも幸せな⼈⽣をお過ごしください。

※市と株式会社カーブスジャパンは「東松⼭市まち・ひと・しごと創⽣に関する協定」を締結し、健康づくり等の取組を協働して進めています。

【栄養】
◆さまざまな⾷品を⾷べることが、健康⻑寿の秘訣(ひけつ)です!
東松山市役所 子ども家庭部 保育課 山崎恵子(やまざきけいこ)(管理栄養士)
⽇本は世界でも有数の⻑寿国となりました。その⽇本⼈の⻑寿を⽀える和⾷は、緑⻩⾊野菜、⼤⾖、⿂介類、海藻、緑茶などを摂るのが特徴で、日本人の長寿につながる栄養素を多く摂取できるというメリットがあります。
多くの栄養素が摂れるということは、さまざまな⾷品を摂取することにつながり、さまざまな⾷品を摂取している⼈ほど筋⾁量が多く、体⼒があることが⾼齢者を対象にした調査で明らかにされています。
みなさん、毎⽇何種類くらいの⾷品を摂取していますか?「量」は少なくても⼤丈夫です。「さあにぎやかにいただく」を合⾔葉に、毎⽇の⾷事をにぎやかにしましょう。
合言葉は
さ(さかな)
あ(あぶら)
に(にく)
ぎ(牛乳・乳製品)
や(やさい)
か(海藻)

い(いも)
た(たまご)
だ(大豆製品)
く(くだもの)
上の10食品群のうち、1日7つ以上、食べるようにしましょう!
出典:東京都健康長寿医療センター研究所 ヘルシーエイジングと地域保健研究
「さあにぎやかにいただく(食べポチェック表)」を基に市が独自に作成

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