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第27回 子ども議会(1)

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埼玉県毛呂山町

8月1日、毛呂山町役場議場(ぎじょう)で、第27回子ども議会を開催しました。
町立4小学校の6年生を代表する14人の議員が、子ども議長の山﨑草弥(そうや)さんの進行で一般質問を行いました。今年はどんな内容だったのでしょうか。子ども議員たちの質問を、ぜひご覧ください。

■子ども議会の様子は、ケーブルテレビで放送予定です。

■過去に子ども議会からの提案を受け、その後実現したものをご紹介します。
・桂木観音展望台に双眼鏡を設置してほしい
・鎌倉街道上道(かみつみち)を知ってもらえるように道しるべを立て、雑草の生えた場所をきれいにし、町の歴史を大事にしてほしい
・小学校を卒業する前に中学校を見学したり部活動を体験できるようにしてほしい
・図書館の閉館時間を午後5時半から6時に延ばし、祝日も開館してほしい

■毛呂山町の街灯を多くすることを提案します
泉野小学校 荒屋(あらや) カンナ 議員
私は、毛呂山町の街灯を多くして欲しいです。理由は、毛呂山町には街灯が少なく、高齢の人も多いので、明るく見やすい方が過ごしやすいと思うからです。それに、何かあってもすぐに気づけて、防犯にもなり、安心して過ごすことができます。私の兄も、朝早く釣りに出かけていますが、いつもとても暗く、足元が見えないので、危ないそうです。私の兄以外にも暗くて悩んでいる人がいると思うので、私は毛呂山町の街灯を多くすることを提案します。

▽答弁
街灯を設置して欲しいとの要望を毎年、町内各地区からいただいて必要な場所に設置しています。もし、明るくして欲しい場所がありましたら、学校の先生やご家族とよく相談していただき、学校や地区から要望をいただければ、設置を検討していきますのでよろしくお願いします。

■コンサートができる場所
川角小学校 川合 奏良(そら) 議員
私は、いろいろなコンサートができる場所があったら、いろんな歌手、アイドルのファンが毛呂山町に来て、町を知ってもらえて、観光客が増えると思います。それにコンサートのチケットは大体1万2千円くらいなので、そのお金でいろんな支援をしてもいいと思います。ですが、会場を作るにはたくさんのお金が必要です。学校の校庭や公園などの場所を借りるなどして、コンサートができる場所を作ってみたらどうですか。

▽答弁
コンサートやライブを始めとする、音楽やダンスなどの芸能の力を借りて、観光や集客を行うことについて、魅力的な提案をしていただきありがとうございます。町としては、イベント開催の機会に、コンサートの場所づくりと情報発信について、関係者の皆さんに働きかけていきます。

■高齢者の住みやすい毛呂山町へ
毛呂山小学校 大野 明星(あかり) 議員
私は、高齢者の住みやすい町を作るために、ご高齢の人が住んでいる家の近くまでバスが来るようにすると良いと思います。また、ゆずの生産をする後継者を増やすためにも、若い人に向けて、自然が豊かなことや鎌倉街道を紹介するポスターやホームページを作ったり、ゆずを使ったアイスなどを作ったりすると、観光客が増え、「この町いいな」、「住んでみたいな」と思ってもらえて、人口が増えると思います。

▽答弁
現在、町が運行しているもろバスの停留所を増やす検討をしています。移動が便利になると、住民の皆さんが住みやすくなると考えていますので、ぜひ今後のもろバスに期待してください。次に、町のPRを行うご提案ですが、人口増加や活性化に大変良い提案だと思いましたので、検討していきます。

■子どもから大人まで楽しめる環境
川角小学校 井口 絢菜(あやな) 議員
私は公園や、児童館や、お年寄りが集まれる施設を増やして欲しいです。毛呂山町は子どもの遊べる場が少ないと思うので、室内でボール遊びができる児童館や、アスレチックがある公園が増えたらいいと思います。また、今はお年寄りが増えているので、お年寄りが集まれる施設があると、体操をしたり、何かを作ったり、お話をすることで交流が増えて、認知症対策や孤独でさみしい人を減らせるのではないでしょうか。

▽答弁
少子化の影響で、学校の余裕教室が増えています。毛呂山町では、余裕教室を有効に活用するために、子どもたちが楽しく遊べる場所やお年寄りの皆さんが集まり交流する場所ができないかを検討しています。整備できれば多くの人に喜んでいただけると思います。素晴らしいご提案ありがとうございました。

■毛呂山町からゴミを減らそう
光山小学校 髙橋 蕾來(らら) 議員
私は、リサイクルしたゴミを下敷きにすることを提案します。下敷きには、毛呂山町では1日に約3トンものゴミが出ていることや、ゴミは川角リサイクルプラザなどに持っていかれるということをのせたらいいと思います。さらに、作った下敷きを毛呂山町の小学生全員に配るといいと思います。下敷きを配れば日常的に使う時にゴミのことが目に入るので、ポイ捨てをしないように心がけると考えました。

▽答弁
下敷きにできれば、皆さんに使っていただけるほか、リサイクルのPRにもつながる良いご提案だと思います。毛呂山町のゴミや資源を処理している埼玉西部環境保全組合と話し合いながら、町の環境行政の取組として参考にさせていただきます。

■毛呂山の道を整備して
毛呂山小学校 平野 奏汰(かなた) 議員
僕は、毛呂山町民が安全に移動をするために、車が通ってよい道がはっきりわかるように看板を設置すること、危ないことを知らせるために道路の端に赤い線を引くこと、スピードを出している車が、スピードを出さなくなるよう越生毛呂山バイパスにメロディーラインを付けることを提案します。道路に工夫をすることで、毛呂山町民と他の地域から来た観光客との事故が起きることがかなり減ると考えます。

▽答弁
町では、信号がない交差点などに「飛び出し注意」などの看板を設置し、交通事故防止に努めています。次に道路の線に赤い線を引くことについては、国の基準で「白い線」と定められているため、基準に基づいて整備をしています。最後に、メロディーラインについては、メロディーを聴こうと速度を抑えて走行する効果があると考えられるので、交通安全対策の参考とさせていただきます。

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