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埼玉県蕨市

第65回小学生全国空手道選手権大会 出場
宮地 雄介(みやち ゆうすけ)さん

■拳にこめる勝利への思い
あどけない笑顔から一転、バシッという道着の音が鳴り響き、一瞬で張りつめた空気をまとう西小学校4年生の宮地雄介さん(9歳・錦町3丁目)。先月、埼玉県の代表選手として、小学生全国空手道選手権大会に出場しました。
幼稚園の頃から小学生のドッジボールチームに参加している宮地さん。自然と抜群の身体能力が身についていました。小学1年生から空手を始めると、その才能が開花します。3年生から練習を始めた組手では、わずか半年で埼玉県の代表選手になるほど。ところが、とんとん拍子に出場した昨年の全国大会では、世界大会にもつながる大舞台の雰囲気にのまれてしまい、初戦敗退。「何がなんだか分からないうちに負けてしまった」。その悔しさから、1年間さまざまな大会に出場して、経験を積んできました。そして今年、今度は形かたと組手の両部門で全国への切符を手にします。
リベンジに燃える2度目の全国大会。努力が実を結んだのは形の部でした。課題の形を対戦相手と同時に披露し、5人の審判が判定する形の試合。最初こそ動きに硬さがありましたが、「このままでは終われない」と奮起し、持ち直します。メリハリのある演武に、審判全員が宮地さんの旗をあげ、全国大会初勝利を飾りました。勢いづいた宮地さんは、堂々とした演武で勝利を重ね、ベスト16がかかった4回戦を迎えます。その日一番の会心の演武を披露しますが、相手も全国から集まった猛者。一歩届かず、全国の壁の厚さを痛感させられました。
「夢は世界大会です」。演舞を終えてキラキラした目で語るその顔は、すっかり9歳の少年に戻っていました。ひたむきに振るその拳はいつか全国の壁を打ち破り、世界へと突き進んでいくことでしょう。

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