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お元気ですか、保健師です

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埼玉県飯能市

■ご存じですか?「母子愛育会」

▽母子愛育会誕生の歴史
現在の上皇陛下ご誕生(昭和8年)を機に、昭和天皇より賜った御下賜金(ごかしきん)をもとに、当時ほとんど顧みられない状態にあった母子の健康と福祉向上のため「恩賜(おんし)財団母子愛育会」は誕生しました。その事業のひとつに、乳児死亡率を低下させるための活動がありました。

▽飯能市母子愛育会
飯能市母子愛育会は、親と子を中心に地域全体の健康づくりを行うことを目的にした地区組織です。飯能市母子愛育会は、昭和49年に創立されました。現在、13支部、約200人の愛育班員が活動しています。

▽飯能市母子愛育会の活動
愛育班員は、赤ちゃんが生まれた家庭へ、「お元気ですか」といった声かけや母子交流会のお知らせをお持ちしています。保護者が希望する家庭への訪問もしています。
また、育児をしている保護者や同年齢の子どもたちが交流を持つ場の提供として、各支部ごとに「母子交流会」や「三世代交流会」を地区行政センターなどで実施しています。
市内の中学生を対象に妊婦体験やもく浴体験を実施する育児体験学習には、全校から申し込みがあります。この体験では助産師による「いのちの大切さ」についての講義も実施しています。参加した中学生からは「命は素晴らしいものだと思った」「命の始まりはとても小さいのに私たちのようにちゃんと大きくなることは、すごいことだと改めて感じた」などたくさんの感想をいただきました。
また、母子愛育会では育児に関することのほかにも、近隣の高齢者の方への声かけや訪問も行うなど、さまざまな場で活動しています。

▽コロナ禍での活動
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による行動制限中も、母子交流会を屋外や予約制で開催しました。また、コロナ禍で生まれた差別や偏見をなくす取り組みとして「シトラスリボン」の作成や配布をしたり、マスクをつけながらの学校生活を少しでも楽しく過ごしてもらうために小学校の新入生にマスクをプレゼントしたり、地域のための活動をしています。

▽今後も地域のために活動します
飯能市母子愛育会は、このような長年の活動の功績により、団体や個人で「母子保健家族計画事業功労者厚生労働大臣表彰」などさまざま表彰を受けています。今後も地域の皆さんが安心して暮らせるよう活動を続けてまいります。
居住する地域に関わらず、どなたでもすべての支部の母子交流会等に参加できます。ぜひ参加してください。
また、愛育班員として一緒に活動して頂ける方を募集しています。活動を希望する方は、健康づくり支援課まで連絡をお願いします。

問い合わせ:健康づくり支援課(保健センター内)
【電話】974-3488【FAX】974-6558【メール】kenkozukuri@city.hanno.lg.jp

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