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自治体の皆さまへ

障害のある人もない人もともに生きるやさしさのあるまちへ

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埼玉県鶴ヶ島市

◆「鶴ヶ島市ともに生きるやさしさのあるまちを目指す障害者のコミュニケーション支援条例」「鶴ヶ島市手話言語条例」を制定しました。

情報を得ることやコミュニケーションを取ることは日常生活を送る上で大切なことです。
鶴ヶ島市では2つの条例を制定し、障害の特性に応じた情報の取得およびコミュニケーション手段を利用しやすい環境を整備することにより、全ての市民が互いの人格と個性を尊重し支え合う共生社会の実現を目指していきます。

▽障害の特性に応じたコミュニケーションの確保
私たちが日常生活を送っていく上で、情報を得て、他の人とコミュニケーションを図ることは必要不可欠なものです。しかし、障害の特性によっては音声や文字による情報を取得することや、うまく自分の意思を伝えることが難しく、障害者は日常生活の中で困難を抱えています。このため、多様なコミュニケーション手段の中から自ら選択できる環境づくりが重要です。

▽なぜ「手話言語条例」を制定したの?
手話は、日本語とは異なる語いと文法を持つ独自の言語であり、手・指や体の動き、表情を使って視覚的に表現する言語です。
しかし、障害の特性に応じたコミュニケーション環境を整備しようとすると、日本語を前提に考えてしまいがちです。
このため、手話が言語であることの理解と普及を図るために条例を制定しました。

▽どんなことに困ってるの?
〈視覚障害の方〉
銀行ATMなど音声対応していないところがあって困る。
〈聴覚障害の方〉
字幕があっても理解するのが難しい。外出先で筆談をお願いすると嫌な顔をする人がいる。
〈知的障害の方〉
外見からは分かりにくく、理解が得られない。
〈高次脳機能障害※の方〉
外見からは分かりにくく、まわりに理解されない。症状は様々だが、曖昧な言葉が分かりづらい、上手く伝えられないなどの症状の人がいる。
※病気や事故などで脳の細胞に損傷が加わることで、年齢に応じた適切な認識や行動ができなくなる障害です

◇今後の取り組み
障害の特性に応じたコミュニケーション手段が確保されるよう、現在行っている手話通訳派遣事業や要約筆記者派遣事業などを引き続き実施していくほか、障害当事者やその関係者と話し合いながら具体的な施策を実施していきます。

▽始めてみよう!私たちにできること
〈会議や講座では…〉
手話通訳者や要約筆記者を配置する。
〈説明するとき…(知的障害・発達障害・精神障害)〉
・本人を尊重しつつ、穏やかな口調で「ゆっくり」「具体的に」「くり返し」伝える。
〈学びませんか…〉
・手話講習会(入門)
・点字講習会(入門)
・音訳講習会(入門)
※鶴ヶ島市社会福祉協議会で実施予定です。詳しくはホームページをご覧ください

〇ヘルプマーク
周囲の人に、支援を必要としていることを知らせるマークです。ヘルプマークを身に着けた人を見かけたら、思いやりのある行動をお願いします。

問合先:障害者福祉課障害者福祉担当

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