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Health info 健康情報(2)

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埼玉県鶴ヶ島市

■上手な減塩の方法【健康応援団No.227】
健康寿命における栄養・食生活課題として、最優先にあげられているのが減塩対策です。高血圧の方に限らず、健康寿命を延ばすために、家族そろっておいしい減塩生活をはじめてみませんか。
この時期にお勧めする上手な減塩方法のポイントは、塩味をうま味や風味におきかえることです。冬は鍋物やおでんなどが多く、食塩摂取量も多くなりがちです。
鍋物は市販の鍋つゆを使わず、昆布やかつお節(だしパックでも)に酒少々を加えただし汁にするのが減塩の第一歩です。寄せ鍋風に、鶏肉、魚介、しいたけ、油揚げなどうま味の出る具材に、白菜だけでなく、にら、春菊、せりなど香りのある野菜を入れると、だしとうま味の相乗効果に風味が加わり、薄味でも素材の味わいが効いた鍋になります。さらに、ねぎ、生姜、にんにくなどの薬味、ゆずやレモンの柑橘類、ゆず胡椒、ラー油や胡麻だれなど具材に合うお好みの食材と合わせていただくことで、味のバリエーションも広がり美味しくいただけます。
おでんは、練り製品を減らして、トマトやきのこ類のうま味食材と、ブロッコリー、芽キャベツなどの彩り野菜を加え、マスタードを添えた野菜おでんにするのもお勧めです。
まずは、いつもの味付けより、少しずつ薄味に慣れることからはじめてみてください。

女子栄養大学栄養クリニック 管理栄養士 春日千加子(かすがちかこ)

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