輝け!なかつブランド(21)

8／29

市内の農林水産物を生かして生み出されたなかつ6次産業推奨品「なかつファイブスターストーリー」を紹介します。

■momono　三光桃のつぼみエキスを使った自然派化粧品
「もったいない」「桃のつぼみの大量廃棄を防ぎたい」三光の特産品、桃。栽培には多くの手間がかかり、担い手不足により廃業する農園も多いのが実情です。(株)オフィスワタナベは、渡邊社長が農家レストランを始めたことがきっかけで、地元農家からの相談を受けるようになり、廃業する桃農園を引き受け、桃栽培に挑戦しました。桃を大きく育てるために大量のつぼみが間引きされます。この廃棄されていたつぼみを有効活用しようと、専門機関に研究を依頼したところ、鎮静作用や抑制作用のある抗酸化成分が見つかりました。特許を取得し、桃のつぼみエキス使用のスキンケアを開発しました。三光産の桃のつぼみのほか、植物由来に特化した原料を使用、フリー成分の製品にしています。肌の悩みがスキンケアを通して解決し、肌荒れに悩むご家族に、お子さまからご年配の人、男性までお使いいただける製品を目標に商品化しました。中津市特産品の桃も、桃農家も守られ、廃棄されるつぼみが有効活用され、素敵な製品になりました。廃業する桃農園を有効活用し、産業を立ち上げることで、地元の雇用も発生します。渡邊社長は、地元の新たな産業として、化粧品づくりが魅力的な仕事となり、地元で働く機会が増えればとも願っています。

・(株)オフィスワタナベやウェブサイトなどで購入できます。

問合せ：商業・ブランド推進課
【電話】62-9044