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≪特集(2)≫令和5年度 九重町の当初予算-持続可能な財政基盤の確立に向けて-

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大分県九重町

◆一般会計 85億7,500万円(令和4年度対比 2億2,500万円減[▲2.6%])
令和5年度においても、一昨年度から引き続き過年災害からの復旧事業(予算額:7億6,191万円)を基軸に編成を行い、対前年度比2億2,500万円減(▲2.6%)の予算となりました。本年度も、まずは過年災害からの早期復旧を最優先とする中で、定住促進を目的として宅地造成事業や、高齢化・人口減少など様々な地域課題に向き合う地域共生社会の実現を目指すための、重層的支援体制整備事業など、「九重町第5次総合計画」を基本とした予算を計上しています。今後も、各種事業の進捗状況を踏まえた評価・検証・見える化を段階的に実施しながら、財政の弾力性を維持しつつ、持続可能な財政基盤の確立を目指します。

◆特別会計 34億1,604万円(令和4年度対比 9,235万円増[+2.8%])
特別会計は、特定の収入をもって特定の事業を行うため、一般会計と区別して事業を行うもので、独立採算が原則です。5会計総額で、約34億1,604万円のうち、最も多いのは、国民健康保険事業の15.00億円(43.9%)。次いで、介護保険事業で、14.42億円(42.2%)となっています。

◆町民1人あたりに使われているお金 合計98万9,385円

九重町人口(R5年2月末時点)8,667人で計算

◆九重町のお財布
財政構造をわかりやすくするため、町の財政状況を家庭の家計簿に置き換えてみます。
九重太郎さん家の1年間の総収入を実家からの援助や銀行からの借金などを含めて、564万円*として、その内容をみていきましょう。
(*令和3年度国民生活基礎調査より、1世帯あたりの平均所得)

恒常的な収入は、年間157万円、総収入の27.8%です。九重町のような小規模市町村の収入構造は、おおむねこのような形が多くみられます。九重太郎さん家は、今年、車の購入を予定しているため、その財源を預金の取壊しと借金で賄います。実家からの援助金は、医療費や家の増改築など使い道が定められています。

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