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自治体の皆さまへ

市長室から Vol.101

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大分県杵築市

杵築市長 永松 悟

■子どもの居場所
核家族が増え、地域の繋がりが希薄化し、また所得格差が拡大していく中で、子育て家庭が抱える問題は複雑化し、より深刻化しています。「家に帰っても誰もいない」「勉強がわからない」「家に帰りたくない」など、子どもが安心して過ごせる居場所が家庭にも学校にもなく、孤立している場合があります。
杵築市では、B&G財団の支援(建設・運営9千万円)を受け、令和元(2019)年度に県内では初となる「子ども第三の居場所」を開設しました。
日々の食事・おやつの提供や学習支援をはじめ、歯磨き・シャワーなどの生活習慣・学習習慣の定着、みかん狩りやお祭りへの参加などの具体的な運営は、子育て事業に実績のあるNPO法人「こどもサポートにっこ・にこ」に委託しています。

■内閣府政務官 視察
先月5日には、この「居場所」に、内閣府の自見はなこ政務官(現・地方創生担当大臣)と、こども家庭庁の成育環境課長などが、視察にお見えになりました。
小畑理事長やスタッフの皆さんには、居場所についての理念や具体的なサポート方法、保護者の方々との連携や課題などについて質問があり、有意義な意見交換ができました。
また、市に対しては、福祉分野や教育委員会・学校、社会福祉協議会などとの重層的サポートの実践についてお尋ねがありました。
政務官や課長からは、「にっこ・にこ」や市の取り組みについては、「全国的にトップクラスの取り組みだ」と嬉しい評価をいただきました。
「みんなの子どもを、みんなで育てていく」地域づくりを進めてまいります。

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