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杵築の至宝 No.30『旧大原家住宅主屋及び長屋門』〔杵築地域〕

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大分県杵築市

■旧大原家住宅主屋及び長屋門(きゅうおおはらけじゅうたくしゅおくおよびながやもん)〔杵築地域〕
県指定年月日:2010年3月30日
建造物/県指定有形文化財/杵築市

北台家老丁(きただいかろうちょう)にある「大原邸(おおはらてい)」の名称で多くの市民に親しまれている杵築市を代表する武家屋敷です。正式な指定名称は、旧大原家住宅主屋及び長屋門であり、この2つが文化財となっています。
杵築藩では、武家屋敷は基本的には藩主のものであり、役職や功績によって藩士に屋敷が割り当てられました。そのため屋敷替えの際には、庭石や襖・畳の数を調べる見分(けんぶん)が入りました。旧大原家住宅の家主は、宝暦(ほうれき)頃(1715~64)から相川東蔵(あいかわとうぞう)、中根斎(なかねさい)、岡三郎左衛門(おかさぶろろうざえもん)といった藩士がかわるがわる住んでおり、明治元年(1868)には大原氏が家主となっています。いずれも家老や用人といった藩の要職を務めた武士でした。
主屋は寄棟造(よせむねづくり)の草葺(くさぶき)、敷地面積はおよそ600坪、敷地内には回遊式庭園(かいゆうしきていえん)を有する杵築城下町では最上級の武家屋敷です。式台玄関(しきだいげんかん)、長屋門といった外観からわかるものだけでなく、漆喰壁(しっくいかべ)や釘隠(くぎかく)しといった内装にも格式の高さを表す特徴が屋敷の随所に見られます。

お問い合せ:文化・スポーツ振興課文化財係
【電話】0978-63-5558

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