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【農業サポーター】教えて!甲斐指導員

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大分県由布市

●梅雨入り前、梅雨明け前
土の中にできる作物(ジャガイモ、ニンニク、タマネギなど)は梅雨の合間を見て収穫しましょう。梅雨時期の収穫は作物の水分過多で腐敗が多くなり日持ちもしません。晴天が続く日に収穫し、しっかりと乾かして保存しましょう。また、秋に収穫のエダマメ(ダイズ)は、梅雨明け直前に種まきをすることで水分が充分に吸収でき発芽がそろいます。

●梅雨時期の管理
トマトやキュウリ、ナスなどは病気が発生しやすい反面、水分が十分にあるため生育も順調になります。排水と薬剤散布などでしっかり対策しておけば問題ありません。脇芽取りや整枝剪定など作物体を傷つける作業を雨天の日に行うと、傷口から病原菌が侵入しやすいので、極力晴天の日に行い、傷口が乾くようにしましょう。
薬剤散布、特に殺菌剤は降雨前に散布することで効果を発揮するので、降雨前に散布しましょう。排水が悪いと根腐れだけでなく、土壌病害も広がるので対策をしましょう。

■今月の農作業
○ナス
基本の3本仕立てとし、下部から出る脇芽は除去します。「脇芽1本に実は1つ」を心掛け余分な枝は剪定しましょう。ナスは肥料喰いで、やればやるだけ吸収し脇芽や葉を展開しますが、半月に1回を目安に追肥を行いましょう。

○トマト
最初の追肥以降は2週間おきに追肥を行います。肥料過多になりやすい作物のため、常に樹の状態を確認しましょう。茎葉が太く捻じれるように巻くと肥料過多です。基本的に土が乾いたら水やりを行います。大玉果は花の時点で4花だけ残し他は除去します。

○キュウリ
1回目の追肥は収穫が始まって10日目くらいから行います。2回目以降は2週間おきに行います。親ツルを150cmくらいまで伸ばし芯止めします。それまでに出る子ツルは2節で芯止めし、孫ツルを伸ばします。キュウリは孫ツルで収穫量を上げる野菜です。株元は風通しを良くするために脇芽や枯葉を除去します。

○オクラ
アフリカ原産の高温性植物で乾燥に強く肥料を吸う力が非常に強い作物です。その反面、湿気には弱く、過湿や肥料過多では生育不良を起こし、曲がり果やイボ果が増えます。収穫最盛期は肥料切れに注意しましょう。

○トウガラシ栽培
市内でトウガラシ栽培をしている皆さま、まもなく収穫が始まります。収量を上げるため追肥を行いましょう。

問合せ:農政課
【電話】097-582-1293

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